初夏の仲町台

当店は基本的には地域密着型のスタンスですが、
友人知人以外にも遠方からのお客様が比較的多く、実に有難いことです。

ところがここはセンター北のように大きな商業施設があるわけでもなく
六角橋のような賑わう商店街もありません。
そのため外からお越しの方が、せっかくここまで来たんだから…となっても
食事をするところ以外に(飲食関係は充実しています)何があるのか、
ネットで下調べしてもなかなか掴めないことでしょう。

町内には飲食以外にも魅力のある個店がちらほらと点在はしていますが、
ちょうど散策に気持ちのいい時期でもあり、
地元民にはお馴染みのせせらぎ公園とその近辺をご案内します。

開店前に一度ざっくりご紹介していますが
春から秋にかけてのこの公園は季節ごとの魅力を満喫できますので、
改めて現時点での状況をお伝えさせていただきます。

当店の面する道を駅と反対方向に進みますと、
すぐに「せきれいのみち」という緑道に当たります。
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この緑道は「ささぶねのみち」「ゆうばえのみち」と連なる
9kmに及ぶ長いルートで、住宅エリアの間を縫うように
港北ニュータウンに数多く存在する公園を結びつけています。

そのせきれいのみちを右手に1分程度進むと、せせらぎ公園です。

このあたりはカルガモが多く見られます。
ちょうど先日雛が生まれたようで
子連れの様子の目撃情報が入ってきていますが
本日は昼寝中の親鳥にしか会えませんでした。
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大きな池には蓮の花が咲き始めていました。
少し前から菖蒲の黄色い花がこの近辺に多く咲いており、
今はちょうど両方を楽しむことができます。
いつしか絶滅危惧種となったメダカもここでは普通に生息しています。
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公園内には寄贈された江戸時代の民家が移築され、
ここでは鶏や蛍が飼われています。往時の景観が偲ばれますね。
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せせらぎ公園に向かう途中には有名店Frescoさんがありますが、
こちらの2階のギャラリーYUI GARDENさんもなかなかいい企画を出しています
(以前、水森亜土展の少し後に安西水丸展を出したときは個人的にオッ!と思いました)。
ちなみに入場無料です。太っ腹!
せせらぎ公園から帰る途中にいかがでしょうか。
日曜日が定休日なのでそこだけご注意ください。

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自然豊かな分、虫もやたらといます。看板にもぴたり。
今はガラス作家さんの個展のようですね。

仲町台は利便性という面では微妙ですが、
車道がなく電線も地下に埋められていることもあり
牧歌的な雰囲気に満ちたのどかな町です。
港北ニュータウンの中でも地味な存在とはいえ
それがいいところ。

これからも微力ながら当店の視点でこの町を発信していければと考えています。


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