このところ寒の戻りがきついので、季節も気温も問わないスニーカーについてお話ししましょう。
おなじみZDA、前回は新シリーズ”Trainer”を紹介しましたが、今回はマラソンシリーズからお届けします。
当店では初登場、2200FSLです。
マラソンシリーズは以前から取り扱いのある2400番や2800番など、個性豊かな品番がいくつもありますが、この2200FSLはどちらかといえば2400に近い、しかしやはり異なる魅力を持つモデルとなります。
戦後期チェコスロバキアおよび東カリブ諸国の靴製造の歴史を研究しているЮрай Шушка氏の作成した資料を参照すると、80年代に生産された同ブランドのクロスカントリー用の靴にかなり近似したモデルのようですが、これという特定はできませんでした。
アウトソールは2400同様の”マラソンソール”と呼ばれる凹凸の大きい形状で、ポワンポワンした独自の履き心地を生み出しています。
アッパーはスウェードとナイロンのコンビで、耐久性が高く軽量な構造です。
まったく次から次へと心をくすぐる靴ばかり発掘されるブランドではありませんか。
最近ではZDAも何か思うところがあったのか本国で現代風のセレブ靴のようなゴージャスなモデルを出しているようですが(今のところ国内展開予定はありません)、一部の例外は除き、スニーカーの本質的な魅力はやはりこうした運動靴としての機能を前提としたデザインにあります。
それをはっきりと認識させられる一足です。
オンラインストアはこちらです