やさしさだけじゃ生きてゆけない 強がりだけじゃ乗りこえられない ~ Handwerker ASEEDONCLOUD/ HW over coat

いつしか木々の色も乾いた秋色に染まりはじめ、一枚また一枚と散りゆく葉が店の前の通りを漸う彩る時候になって参りました。

週末は日本海側を通る台風の影響で暑くなるようですが、それも所詮は束の間の話、はや夏は遠くなりにけり。

そろそろ秋の外套を準備してもいい頃でしょう。

外套。
それが寒冷期ならではの愉楽であることは、かの憐れなるアカーキイ・アカーキエウィッチ氏を例に出さずとも共感していただけることと思います。

HandwerkerのHW over coatは、真冬というよりもその前後、すなわち今時期あたりに心弾ませてくれる一枚です。

やわらかい質感に硬質なチョークストライプが好対照のウールと、

以前ご紹介したパンツでも使われている、耐久性の高いコットンの学生服用生地「備前壱号」、

同型ですが、生地が異なるとここまで雰囲気が変わるものなのですね。

コート自体はといえば、シンプルながらワークウェアを下敷きにしたHandwerkerゆえの細かい仕事は随所に発揮されています。

襟の下にはハンガーループ。

前というより横に設けられた大振りのポケット、且つその右側に於いてはポケットの中にさらに小さなポケットが仕込まれ、内容物を仕分けできるようになっています。

裾の両脇に切り込まれたスリット。
これがまたよくできていまして、コートを纏ったままその裾からパンツのポケットにすっと手を入れられるよう動線が計算されています。

言葉では伝わりにくいので、ここは是非実物を羽織った上でお試しください。

なお、お馴染みのタグは右側後方スリット脇に縫い留められています。

と、まったく心憎いコートではあるのですが、すでに店頭でもご好評いただいているため、実はもうSサイズ(女性または小柄な男性向け)しか残っていません。

いよいよ訪れる本格的な秋に向けて、どうぞお早めにお手元へ。

…ところで。

Handwerkerを手掛けるASEEDONCLOUDの玉井さんが書いた童話が、先日発売された福音館書店『母の友』最新号に掲載されています。

店頭でもご覧いただけますが、玉井さんの作品がとても素敵なお話であるだけでなく、その他の作家陣も豪華なラインナップです。

こちらも併せて、是非!

オンラインストアはこちらです→ ネイビー×ストライプ(ウール)/ チャコール(備前壱号)


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