1993 恋をした Oh 君に夢中 ~ EEL Products/ ポロクラブマスター

現在40歳の店主と同世代からそれ以上の方であれば、Polo Club(ポロクラブ)の名に覚えがあるのではないでしょうか。

正面を向いたポロ選手のマーク、あるいはPapasを匂わせるふにゃっとした書体のロゴで多くの人から愛されたブランドです。

1971年に発足、洋服のみならず文房具や日用品など、とにかく多岐にわたってロゴ入りアイテムを展開し、90年代前半、小中学生から熟年層に至るまで、老若男女問わず幅広い層に絶大な人気を博しました。

1994年ごろ発行された『’94ブランド&キャラクター調査』(ボイス情報株式会社)ではブランド知名率について「総合的に強いベスト30」で堂々17位をマーク、あのポロ・ラルフローレン(13位)に迫る勢いを見せつけています。

同書によれば当時(1993年度?)売上280億円を叩き出したとか。
ちなみに、かのコムデギャルソン社が現在400億と云いますから、なんとも凄い数字です。

いろいろあって現在はブランドは存続していないようです(1982年にビバリーヒルズで生まれたという触れ込みの”BEVERLY HILLS POLO CLUB“や、繋がりは不明ながらケンブリッジ大学の名を戴いた”CAMBRIDGE UNIVERSITY POLO CLUB”、コネチカット州に実在するポロ団体に由来する”GREENWICH POLO CLUB”などは現存しています)が、創業者はPolo Clubの経験を活かし眼鏡店ガリレオクラブを立ち上げ、これがのちのZoffとなりました。

さて、この懐かしきPolo Clubをどこまで意識したのか、EEL Productsがこの夏提案する新型ポロが、”ポロクラブマスター”です。

素材は鹿の子ではなく、モチモチした編地で、肌触りもよく、幅広のボキシーシルエットと相まって崩れすぎずリラックスした着心地を生み出しています。

そうそう、ひとつ忘れてはならないユニークな仕様がありまして、それがこちら。

前立ての底の部分に、何やら細長いポケットが仕込まれていますね。

これは、こう使います。

上の画像で使っているのは店主私物のオリバーピープルズですが、レイバンにCLUBMASTER(クラブマスター)という定番サングラスが存在していますので、このポロシャツの名の由来はPolo Clubではなくこちらかも知れません。

夏の必需品であるサングラス、あるとないとでは疲労度がまったく違います。
梅雨が明け灼熱の季節がやってくるその前に、サングラスとともに揃えておいてください。

オンラインストアはこちらです→ ピンク/ オリーブ


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