往年の男服の魅力を再構築したその服は、クラシカルで、むせるほど色香が匂いたつ。
ハバーサック、就中ATTIREラインに愛好家の紳士諸兄が抱かれる印象は以上のようなものではないでしょうか。
それは一面では正しく、でありながらここに留まることなく。
意外なほどテクニカル素材の導入に積極的なのもまたハバーサックの特徴と言えます。
まずはこちらのジャケットとパンツをご覧ください。
いつもの如く濃厚な雰囲気漂うハウンドトゥース柄のウール、と思わせて、帝人の”SOLOTEX(ソロテックス)”を用いた生地で仕立てられています。
ソロテックスは、ポリエステルの一種であるポリトリメチレンテレフタレート(polytrimethyleneterephtalate=PTT)から成る繊維です。
1999年に旭化成によって開発され、帝人と折半出資した合弁会社を経て現在は帝人フロンティアによって提供されています。
やわらかな肌触りを備え、またバネのような螺旋状の分子構造によって動きに対し元に戻ろうとする性質があるため、形状安定性に優れています。
このシャツ袖のジャケットとパンツも、立体的な構造にくわえ素材の特性もあり、たいへんしなやかで、軽快な着心地です。
パンツは腰のプリーツを深く設け、見た目以上に生地をたっぷりと使っています。
ゆえに着たまま踊れるほどの運動性、試しに穿いていただければきっと驚かれることでしょう。
なお、パンツは同じくソロテックスを用いつつもコットンを併用し、また風合いの異なるシャークスキンジャカード生地で仕立てられた同型も用意しています。
こちらはソロテックスのもつ伸縮性をより活かし、ポリウレタンを使っていないのにも拘わらず全方位ストレッチ機能を備えています。
くわえて、ジャケットも異素材の同型を。
こちらはソロテックスでなく、上質なウールのニットメルトンで仕立てられています。
素材、柄が変わるとだいぶ印象が変わりますね。
ジャケット、パンツともにソロテックスを採用したものは家庭で洗濯可能です。
ハウンドトゥース柄はもちろんセットアップで着用すればより楽しめますし、またどれも単品で使いやすいのがうれしいところ。
どうぞ用途やお好みに合わせてお選びください。
オンラインストアはこちらです→
ハウンドトゥースローファージャケット
ハウンドトゥースプリーテッドパンツ
シャークスキンダブルジャカードプリーテッドパンツ
ニットメルトンローファージャケット