un homme et une femme ~ EEL/ Chester Homme

19世紀英国にて洒落者として名を馳せた、第六代チェスターフィールド伯フィリップ。
有名な自己啓発書『わが息子よ、君はどう生きるか』の
著者チェスターフィールド卿(1694~1773)とは別人です。

お察しの方もいらっしゃることでしょう、
彼が愛用したことがチェスターフィールドコートの名の由来と云われています。

本来はきわめてドレッシーなコートで、襟にはベルベットがあしらわれ
(ルイ16世とマリー・アントワネットに対する弔意と伝えられています)、
スーツの上に着ることを前提とした大ぶりのサイズが特徴です。
とても完成度の高いデザインなのですが、現代社会に於いては
少しばかり大袈裟な印象を与えかねないほどカッチリした服で、
それは必ずしもポジティブなだけの要素とは言えません。

チェスターフィールドはイングランド中部の地名ですが、
そこにフランス語でManを意味するHommeを差し込み、
服自体も元来のチェスターフィールドコートが持つ重厚な硬さを
どことなくフレンチテイストに和らげたものが
EELのChester Hommeです。

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所謂セミチェスターフィールドコートに近いもので、
男性的な雰囲気は影を潜め、柔和な顔つきの一着となっています。

まず素材ですが、わずかにナイロンを混ぜて補強した
ウールの紡毛で、滑らかでソフトな質感のものが使用されています。
ふわりとした感触と物理的な軽さが魅力的な生地です。

パッド等を入れないことで柔らかな丸みを帯びたシルエットが生まれ、
サイズによっては女性の着用も(名前は”Homme”ですが)
違和感ないものに仕上がりました。
XS、ネイビーもキャメルもご用意していますよ。

腰回りを絞らず肩幅にも若干ゆとりを持たせているため、
タイトなサイズを選ばなければ中にジャケットを着ることが可能です。
デザイン自体無理に現代的にアレンジされておらず、
当然生真面目なスーツスタイルにもフィットします。

老若男女問わないだけでなく、オンオフも問わない汎用性の高さを持つ
こんなコートが一着あれば、シーズンを通して大活躍すること間違いありません。

オンラインストアはこちら→ ネイビー/ キャメル


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