長らくお待たせ致しました、前回のholo shirts.オーダー会にてご注文いただいたシャツが到着しています。
いつでもお渡しできますので、どうぞご都合のよいときにお越しください!
長らく定番品を主軸に据えて商品展開していたLUNGEが、ここにきて立て続けに新作を発表しています。
相変わらずキャッチーな華やかさには欠けるものの、そんな要素はだれもルンゲに求めていないでしょうし、ただ履き心地や靴としての本質的な部分がグレードアップすることが大切なのではないでしょうか。
今回ご紹介のInteger Walk Reboundもあくまで生真面目に性能を重視、その名の通り昨年登場したInteger Walk Cushionと同じインティーガーシリーズで、より反発性を重視した最新型のモデルです。
型崩れしにくくしっかり足を固定してくれるのに、なぜか圧迫感がありません。
大きな愛で包み込まれるような気持ちになります。
通気性にも優れており、靴の内部は常に快適を保ったままですから、ウォーキングシューズとしては最適の素材と言えます。
そして、何といってもこのモデルの最大の特徴はソールです。
ポリウレタンを用いた自社開発のミッドソールは、先述した高い反発力だけでなく、ふわっとしたスポンジのようなクッション性を備え、またその性能が長時間の歩行でも劣化しづらいようです。
アウトソールも今までは外部メーカーのものを使うことが多かったのですが、今回は自社製。
アウトソールの素材自体が耐摩耗性に優れているうえ、減りやすい踵の外側部分がやや厚くなっているのも見逃せません。
細かい気配りが感じられます。
ラテックス一体成型のインソールは今回から表面に起毛素材を貼り、靴の中で足が滑りにくくなりました。
とこのように、前回からタンに記されるようになった”HOME OF THE FEET”の文言に恥じない、素晴らしい一足に仕上がりました。
なお、定番のAdagioも今回ごく少量ですが入荷してきています。
靴紐やLUNGEタブ、ヒールカウンターのデザインがコロコロ変わるのは毎度のことながら、タンが通気性の向上したデザインにリニューアルし、”HOME OF THE FEET”タグも添えられました。
実のところAdagioは今後いつまで生産されるかわからない状況でして、こうして新旧揃う時期はもうそう長くないかも知れません。
徹底的に歩くことを突き詰めたゲルマン魂の結晶、その大いなる進化の過程をとくとご覧ください。
オンラインストアはこちらです→
Integer Walk Rebound シルバー×スノー×ホワイト
Adagio アーミーグレー
開店して5回目のGWに臨み、ふと思うのは当初からのブランドラインナップの変化です。
もちろん最初からこれぞと言うべき品揃えにはしていましたが、それでもさまざまな事情や思いもあり、だんだんと今の形へ変わっていき、気がつけば最初からずっと継続展開している銘柄は数えるほどに。
そのひとつがJames Mortimer。
アイリッシュリネンを筆頭に上質な素材を用いて、シンプルながら独自性の光る仕立てで素敵なシャツを作り続ける、華やかさはなくともたしかな実力の光るファクトリーブランドです。
ちょっと季節は過ぎてしまいましたが桜の花弁を思わせる薄紅色が、リネンならではの素材感と融けあって涼しげな透明感を生み出しています。
その気になればカフリンクスを飾ることができるコンバーチブルカフス、
裾脇のグリーン(アイルランドの国色でもあります)が鮮やかなガセットなど
いつも通りのモルティマー節が唸ります。
なお、今季から今までレギュラーフィットと呼ばれていた細身の型が無くなり、程よいゆとりのあるコンフォートフィットが基本形となりました。
もう一型は昨年から登場した五分袖丈のプルオーバータイプのスモック。
こちらはリネンではなく、トーマス・メイソン社のコットンオックスフォードを採用しています。
初夏の空のような色のギンガムチェックがなんとも清々しいですね。
オックスフォードいってもそこはドレスシャツ用生地を得意とする同社、きめ細かくしっとりとした滑らかな肌触りはその品質の高さを雄弁に語ります。
ともすればセクシャルな印象となりかねないイタリアンカラー、そこに愛嬌のあるポケットが茶々を入れることで、全体のバランスが実にいい塩梅にまとまっています。
どちらも100年以上の歴史を誇るシャツ工房ならではの逸品です。
今から盛夏まで心地好く着られますので、是非ご検討ください。
オンラインストアはこちらです→ アイリッシュリネンシャツ/ ハーフスリーブスモック
いよいよ迫る10連休、皆様ご予定のほど如何でしょう。
旅行に行かれる方、または旅行で関東へいらっしゃる方、旅行や帰省などはせずのんびりする方、もちろん様々かとは存じます。
Euphonicaではこの長い期間を活かすべく、チェコの新進バッグブランドBRAASI INDUSTRYの当店未展開商品をズラリと取り揃えたポップアップイベントを4/27~5/6のあいだ実施することとなりました。
先日別注カラーもご紹介、当店で絶賛展開中のトートバッグGEORGINAは、実はBRAASIのメインアイテムではありません。
もともと建築家として活動していたŠimon BrabecとEliška Slámová夫妻が、自身や友人たちのため自転車用バックパックを作るところからスタートしたブランドゆえ、バックパックの種類、構造のユニークさには定評があります。
当初に比べ規模の拡大した現在でも事務所内で自社スタッフにより一点一点作られ、高い品質を維持しています。
今回のイベントでは、ふだんスペースの問題で展開できないそうしたバックパックの数々を皆様にたっぷりとご堪能いただけるよう、可能な限り多くの型、色のバリエーションをご用意する予定です。
国内ではほとんど流通していない珍しいモデルも、代理店さんのご厚意により確保することができました。
どうぞご期待ください!
鬼才・木村嵩之氏が世に放つKIMURA。
ラインナップにはいつまでもシャツしか出てこないのにシャツブランドではないと公言して憚らず、そしてその作品のどれもが我々を驚かせて止まない、こうした異色な独自性ゆえに当店ではもはや欠かさざるべき存在となっています。
その代表作と言うべきモデルがシャツ地のカーディガン、”narrowing cardigan”。
昨年初夏に登場するや否や多くのお客様の心を鷲掴みにし、入荷のたびにすぐ完売してしまう名品です。
初となるタイプライター生地のブルーストライプ(継続展開のものとは柄が違います)×ピンクベージュ、
そしてあっという間に完売してしまったのですがグレー×スモーキーピンク、
これら3パターンの新色が登場しています。
英国の某有名ニットメーカーのカーディガンから着想し、目移し(針にかかっているループを他の針に移すこと)によって編み目を減らし、生地の編み幅を部分的に狭くすることでパーツの形に編み立てる、いわゆる成形編みのニットに用いる技法である「ヘラシ(narrowing)」をシャツの構造にて独自解釈しています。
極力裁断と縫合に頼らず成形によって服を構成する部位を形作るということは、当然複雑なパターンと高度な縫製技術を要します。
当店でお取引のある他ブランドのパタンナーさんに店主私物をお見せしたところ、「工場が厭がる」「量産不可」などの意見が出たほど。
木村氏自らが裁断、縫製まで(ボタンホール開け以外の)全行程をたった一人で行うがゆえに実現した、一種の工芸品でもあるわけです。
熱狂的ファンの割合の高いKIMURAですから、先述の通り在庫もグイグイ減りつつあります。
初夏から夏の羽織りものとして最適なマスターピース、気になる方はお早めに。
オンラインストアはこちらです→
ブルーストライプ×ピンク/ ネイビーストライプ×ネイビー/ ブルーストライプタイプライター×ピンクベージュ
(グレーストライプ×スモーキーピンクは、4/16現在一着のみ受注生産可能です。その後は生地のストック切れにつき展開終了カラーとなります。ご希望の方は当店へ一度ご相談ください 完売しました!)
ご参考までに、昨年店主が登場した記事にて私物のブルーストライプ×ピンクを着用しています→
http://euphonica.yokohama/blog/archives/14242
その端麗な容貌にしてギアと言っても過言ではないほどの機能性を誇る、ショセのTRAVEL SHOES。
昨年の登場以来、こんな靴が欲しかったと多くの女性のお客様からご好評いただいています。
今季は継続展開のストレートチップ”TR-001″が補充され、
そして新型であるスリップオンタイプ”TR-010″が入荷してきています。
新型といっても他のトラベルシューズ同様、アッパーには防水透湿機能を付与されたスムースレザーが使われており、
衝撃吸収性や耐摩耗性に優れ、凍った路面でも滑りにくい特殊なラバー、Vibram社ICETRECKを用いたオリジナル柄のソールが採用されています。
衝撃吸収素材が仕込まれた中敷も変わらずです。
大きな違いは見た通りスリップオンであること、そして踵に芯材が入っていないこと。
すなわち踵を潰して、サボのように(あるいはバブーシュのように?)軽いつっかけ感覚で履けるわけです。
今回も、靴箱の代わりに旅行などで携行するにも便利な布袋に入れられています。
すでにトラベルシューズの佳さをご存知の方にも、これからの方にも自信を持ってお薦めできる逸品です。
装いの軽くなるこれからの時期に最適な一足、是非今のうちにどうぞ。
オンラインストアはこちらです→
TR-001 ブラック/ ホワイト
TR-010 ブラック/ ホワイト
何かの罰のように舞い戻ってきた寒さに身も心も震える日々が続きましたが、ようやく週明けあたりからは暖かくなるようで。
そう、もう4月も中旬なんですね。
春本番でもあり、来たるゴールデンウィークにも意識の向くころでもあります。
そんな時期ですから、先日ご紹介したベッドジャケットに続き、これまたひと味ふた味と違いを見せつけるシャツジャケットのご紹介をば。
今季のハバーサックは、シルクに着目しています。
その滑らかな肌触り、保湿性、清涼感はいくら化繊が進化を遂げようともなかなか追いつけるものではありません。
といっても扱いのデリケートさに躊躇される方もいらっしゃることでしょう。
しかしこのシャツジャケットはじめハバーサックのアイテムは家庭での手洗い可能とその点もクリアし(もちろんデニムやアウトドアギア素材ほどではありませんが)、日常着として気軽に使えるものに仕上げています。
生地自体がポコポコと波打っており、肌に触れる面積が少ないため、ただでさえ爽やかな肌触りのコットンシルクがより一層さらりと感じます。
ぱっと見は開襟シャツのようで、ポケットのつくりはカバーオールジャケットのよう。
と思いきや袖口はシャツを思わせるカフス使いで、なかなか一筋縄ではいきません。
若干癖の強い印象を受けますが、纏ってしまえば不思議とすっきり馴染むのがハバーサックの恐ろしいところ。
シンプルな装いに羽織るだけで、装いを一段階上のステージに引き上げてくれます。
行楽のお供にも最適ですので、是非今のうちにご検討ください。
オンラインストアはこちらです
春眠不覺曉
處處聞啼鳥
夜來風雨聲
花落知多少
かの孟浩然の詩の如く、昨夜の冷たい雨に打ち落され、盛りの過ぎた桜はだいぶ散ってしまったようです。
そして、この季節なかなかすっきり起きられないのもまた、古来より変わらず、そして未来も変わることがないように思えます。
であるならばいつでもごろんと寝られる服を着ていればよいのではないでしょうか。
肌に目にうれしい、とろんとした生地で仕立てられた”ベッドジャケット”は、文字通り寝間着のようなシャツジャケットです。
とはいえ外で着る服であることを前提としてデザインされており、それは胸ポケットや
肩を落としたリラックス感の際立ったシルエットで、広めの袖もカフスを省いたコージーな構造となっています。
早くも店頭ではご好評いただいており、すでにLサイズ一枚を残すのみとなりました。
春から初夏にかけて眠りを誘うほどに心地好い一着、どうぞご検討ください。
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なんでもかんでもカットソーで作ってしまうCURLY、こんなシャツまで手掛けています。
たっぷりと生地を使ったボックスシルエット、編みものならではのとろんとしたやわらかさに伸びのよさ、こうした要素が組み合わさり、美しいドレープと快適な着心地を生み出しました。
ただ単にカットソー素材をいわゆるシャツの形状に落とし込むのではなく、そのゆったりとした形状や台襟を省くことで一層力の抜けたリラックス感を引き出しています。
やや大振りの胸ポケットは簡単な羽織りものとしての用途も想定しているかのよう。
さっと脱いでロッカーのフックなどに掛けられるよう、背面にはハンガーループが設けられました。
裾はストレートにカットされ、初夏から夏にかけて一番上に纏うものとして使いやすくなっています。
清潔なサックスブルーのストライプですから、どんどん陽射しの強くなるこれからの季節の情景と自然に調和することでしょう。
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長らくお待たせ致しました、前回のdelightful toolオーダー会にてご注文いただいた靴が到着しています。
今回もまた、どれもこれも最高の仕上がりです。
いつでもお渡しできますので、どうぞご都合のよいときにお越しください!
(同時開催のholo shirts.のシャツについては、もう暫しお待ちくださいませ…)