Bugってハニー ~ KIMURA/ narrowing cardigan

その服の圧倒的完成度、中毒性の高い強烈な魅力については疑うべくもない一方で、木村さんご本人も「ぼく、季節感バグってるんで…」と認めているように、しばしばシーズン提案の季節感に謎のディストーションが発生するのもまたKIMURAの特徴と言えましょう。

今年の秋冬モデルのなかにも、あきらかに初夏~夏に着たくなるものが混じっていたため、お願いして納期を早めていただきました。

それがこちらです。

すっかりKIMURAの代名詞的存在となったシャツカーディガン”narrowing cardigan”ですが、意外なことに初登場となるチェック柄です。

この生地は1944年創業のスイスのメーカー、Webaによるもので、さっぱりとしたハリのある質感と湿潤な肌触りを両立させています。

なんて品の佳い薄紫色のギンガムチェック…と思わせて、実はブルーとピンクで構成されているというのが、実に憎いですね。

ニットの構造に着想し、極力裁断をせず生地を畳むことで形づくるという独特の構造は、やはり無地よりも柄の生地のほうが引き立ちます。

表から見ても何をどうしているのかよくわかりませんので、裏返してみましょう。

複雑すぎて全然わかりませんでした。

と、こんなふうに裏返してみても驚かされるばかりです。

なお、今回はこのギンガムチェックと同時に、4月に登場し一晩で完売してしまったイエロー×ブルーストライプも、1着のみ入荷しています。なお、サイズは5です。

こちらの柄はこれにて生地を使いきってしまったため、現在庫をもって廃色となります(そのため、こちらの色に関してはご来店されるお客さまを優先し、オンラインストアへの反映は週明け以降とさせていただきます完売しました)。

ともに、このじっとりとした梅雨時にも来たるべき灼熱の夏の日にも、気持ちに一服の清涼をもたらしてくれることは間違いありません。

服の力というものを、是非ご堪能ください。

オンラインストアはこちらです→ ブルー×ピンク ギンガム


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