仲町台のある横浜市都筑区は、残念ながら地元住民からは何もないと思われがちです。
相変わらず存在感の希薄な当店は仕方ないにしても、そのあまりの近隣への興味と期待の薄さゆえ、素晴らしい仕事をしていて高い評価を得ているのに地元では気づかれていない人が何人もいます。
洗剤のLIVRER(センター北)、革小物の.URUKUSTおよび合板家具のFlange Plywood(新羽)…そういえばSuchmosだってセンター南のバンドです。
そして、造園外構工事会社Brocanteもまた我らが都筑区に拠点を置いています。
個人邸宅から商業施設まで手掛ける植栽や造園は評価が高く、グリーンに惹かれていたあの店が実はBrocanteの手による、なんてこともしばしば。
(画像はBrocante公式サイトより)
くわえて、自由が丘にフランスから輸入したアンティーク雑貨や家具を販売するお店も経営していたりと、多角的な活動をされています。
そんなBrocanteさん、事務所がご近所ということもあってスタッフの方々がしばしば当店へ遊びにいらっしゃるのですが、ある日、こうした業務に対応できるユニフォームが欲しいんだよねとの話が出まして。
そこで「日常の制服」を世に送り出すお馴染みItheを紹介し、生まれたのが今回ご紹介するGardening Coatです。
制服といっても、純然たる作業着としてはなく、資材の運搬や現場作業、クライアントとの打合せやデザイン作業、事務所でのデスクワーク、アンティーク雑貨家具を販売する直営店舗での接客など、入念なヒアリングに基づき、多岐にわたる場面に対応できるよう設計されています。
使われているのは、「ガーデニング」からイメージされるような味の出る頑強な素材ではなく、ストレッチ性を備えたなめらかなポリエステルの生地。
意外なほど撥水性が高く、水はねやちょっとした雨なら弾いてしまいます。
なおかつ洗濯が可能で、速乾性にも優れていますから、汚れたら気兼ねなく洗濯機へ投入してください。
土嚢や植木等重量物を抱えたりすることを想定し、インナーやパンツを汚れからカバーしつつも動きの妨げにならない絶妙な丈に設定されており、さらに屈んでの動作に引っかからぬよう、裾の両脇には深めのスリットが入っています。
大ぶりの脇ポケットは土が入りづらいように角度がつけられました。
物を抱え上げた時に引っかかりにくい採用されたスナップボタンは、脱ぎ着のしやすさにも寄与しています。
枝など突起物に引っかかったり擦れや引き裂けが起きやすい肘には、共生地のエルボーパッチが当てられています。
袖口の一部にはゴムが仕込まれ、土等細かいゴミが入り込みにくいようになっているだけでなく、捲り上げが容易なのもうれしいところ。
内ポケットにはItheのタグと、Brocanteの運営する、庭と植物にまつわるライフスタイルメディアでありグッズ販売部門でもあるSeedingのタグが並んでつけられています。
なお、いつものItheのサイズ感とは若干異なり、1が女性向け、2が男性向けとなっていますのでご注意ください。
先述の通り、基本的にはスタッフの制服として作られていますので、一般向けにはごく限られた数量のみの販売となります。
また、直営店、直営サイトの他では、いまのところ当店のみしか取り扱っていません。
ガーデニングやお仕事の枠を超え、日常的にもさまざまな場面で違和感なく活躍します。
素敵な共同制作者のフィルターを通してItheの新たな魅力が光る一着、どうぞお見逃しなく。
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