本日SNSで流れてきたネットメディアの記事に、思わず声が出ました。
内田理央、本気でTシャツビジネスに挑むVol.3 yutori片石社長「ファッション界は気合いが足りない」
内田理央さんといえば、少し前に当店の斜向かいのハワイアンカフェLaule’a Rainbowの店長役としてドラマ『向かいのバズる家族』主演を務めていましたけど、それはまあさておき、煽情的な見出しにも引用されていたインタビュイーの方のこの発言には驚きを禁じ得ませんでした。
正直、ファッション業界には気合いが入っている人がいません。簡単に作れるものは作るんですが、服のクオリティーを上げたり、お金を稼いだり、本気でファッション業界で勝負をかけている人はいないですね。資金によって洋服のクオリティーも変わってくるので、規模が小さいと同じような物しか作れない。逆に大手は作れるものは沢山あるけど、現代風の見せ方や売り方が分からないからインターネットビジネスに弱い。両立できている会社やブランドはほとんどありません。
氏の仰る「ファッション業界」は、おそらくはインフルエンサーをうまく利用して、SNSやYouTubeとかで商材を跳ねさせる情報ビジネス的な手法をとる界隈を指しているのかなと思いつつ、その批判の矛先たる主語の大きさに、このスウェットを生み出した熱い男の濃厚な面影が目の前にチラつくばかりです。
昨年秋に鮮烈なデビューを飾り、今年もご好評いただいております、Olde Homesteaderのスウェットに、新型が加わりました。
試行錯誤を重ねようやく実現に至った渾身の裏起毛生地は、ふっくらとした質感と高い強度を兼ね備えています。
リブは縫い目がない構造ですので、伸縮が接ぎ目で遮られず、実にのびやか。
もちろん、簡単にはでろでろに伸びたりしません。
長く、フィット感を愉しめます。
比較的詰まった襟周りは首に沿ってやや立ち上がり、クルーネックにくらべ防寒性に優れています。
また、生地の重なりが完全に固定されていないため、着脱しやすいのもうれしいですね。
中には、カットソーに限らず、襟のある布帛のシャツあたりを着ても面白そうです。
このスウェットを企画していたときもそうでしたが、デザイナーの福原さんはいつ会っても目を血走らせ、新しい服づくりに夢中になっています。
机上のデザインやマーケッティングだけでなく、関わる人を最大限にリスペクトしてさまざまな現場に足繁く通い、ただひたすらに高みを目指し続けた結果が、OLDE THINGSの服というわけです。
彼のような煮えたぎる人間を目の当たりにしたなら、とてもとてもファッション業界には気合いが入っている人がいないとか、規模が小さければ同じようなものしか作れないなんて言えませんよ。
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