リバーズ・エッジ ~ HAVERSACK/ ワイドショートシルエットリバーコート

一般的には男性用衣料のイメージの強いHAVERSACKですが、実はレディースの完成度も高く、店頭では多くの女性からご支持いただいています。

見た目のデザイン的な美しさはもちろんのこと、上質な素材に立体感のある仕立て、そして快い着心地は、老若男女を問わぬ価値です。

そんなHAVERSACKの新作リバーコートは、このブランドらしさと同時に、ある意味ブランドらしくないような…しかし本質を違えてはいない、純然たる挑戦の姿勢が現れています。

リバーコートの名も、ここ数年だいぶ目にするようになりました。
おそらくは和製英語で、”reversible”のreverかと思われます。

端的に申し上げれば、ダブルフェイスの生地を用いた裏地のないリバーシブル風のコートをこう称します。

近年はどうしたわけかだいぶ安価なものも流通しているようですが、生地の裁断面の始末を手縫いで行わねばならないため、本来はとても手のかかる製法です。

また、裏地や芯地を使わないぶん素材の品質がコートの印象に直結しますから、その選定にも気を抜けません。

このコートでは、ウールとカシミアを使用した、うっすら起毛したHAVERSACKオリジナルの生地を採用。
やわらかな肌触りはもちろん、奥行きのある表情もその品質の高さを語ります。

ショート丈ながら横幅がたっぷりととられ、美しくたゆたう生地の波に、言葉を失いそうになりますね。

そしてこのコート。
生地の始末のみならず、なんとほぼ手縫いで仕立てられています。

すべての縫代は割ったうえでかがり縫いが施されました。
これにより、厚みが出ることなくフラットに仕上がっているというわけです。

HAVERSACKはいままでほぼ全モデルを国内工場で作ってきて、それはいまも変わっていませんが、このコートに限っては、ベトナムに住む熟練の職人さんの腕が必要でした。
大量生産とかコストダウンとかではなく、単純に技量を求めての選定です。

逆に国内生産だからなんでもかんでもいいというわけでもありませんし、結局はどこで作ろうが人の手次第というのは、このコートの実物をご覧いただき、そして身に纏えばじゅうぶんに伝わるのではないでしょうか。

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