こごえそうな鴎見つめ泣いていました ~ HAVERSACK/ ヴィンテージメルトンダッフルコート & リーファーコート

昨年もご好評賜ったHAVERSACKのダッフルコートが、より温もりを感じさせる色に染まって再び我々の前に姿を現しました。


素材はHAVERSACKオリジナルのヴィンテージ調メルトン。

じゅうぶんな厚みと高い剛性感を備えた生地で、かなりの高密度ゆえ防風性に優れ、一枚仕立てでありながら真冬でも難なく対応してくれます。

この生地のほつれにくい性質を活かし、すべてのパーツは敢えて断ち切りのままで処理され、これが独特のエッジの立った表情を生み出しました。

フードの縁の謎パーツはアジャスタで、これを引いてボタンで固定することで、フードを絞り防寒性を高めることができます。

袖付けはダッフルでは珍しいラグランスリーブで、かつ脇にベンチレーションつきのマチ(クライミングパンツの股のような)が設けらているため、ボリュームのある布使いでありながら腕を動かしやすくなっています。

パッチポケット上部に設けられたスラッシュポケットは貫通式で、内袋も設けられていませんので、ポケットというより切込みと呼んだほうが正しいかも知れません。
前立てを全部閉めた状態でも、ここから中に着たジャケットやパンツのポケットに手が届き、ものを出し入れすることができます。

と、ぱっと見はオーソドックスなダッフルコートのようで、実はまるで異なる独自性の高い一着です。

そしてこれにくわえ、今年は同素材、同構造のリーファーコートも登場しました。


reefer(縮帆係)の名の通り、英国海軍の水兵用の上着をルーツとするリーファーコートですが、ご覧の通り概ねピーコートと同様の服でして、定義上の違いもかなり曖昧です。
定義をはっきりさせようがさせまいが服の魅力には変わりありませんから、そのあたりは気にしないのが健康的でしょう。

ダッフルコート(こちらも同じく英国海軍と縁のあるコートです)の寸法や基本的なデザインを踏襲していますので、どちらを選ぶか悩ましいところですね。

大ぶりの襟は立ててチンストラップで留めることでさらなる防寒性を発揮してくれます。

HAVERSACKの服全般に言えることで、ハンガーに吊るした単体の状態よりも、実際に袖を通し肉体に纏った状態になってその美しさが引き出されるコートです。

いよいよ間近に迫る氷の季節に備え、まずは一度お試しください。

オンラインストアはこちらです→ ダッフルコート/ リーファーコート


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