セカンド・ラブ ~ Jeanik/ 0102 2nd Type Jacket

Gジャンは、意外と着る人着ない人がはっきり分かれるタイプの服です。

とくにアメカジ色の薄い当店では「着ない」派のお客様が多く、なおかつ店主自身がこれだというものにも出会えていなかったため、開店以来長きにわたって展開していませんでした。

2021年にその状況を打ち破ったのがJeanik。

長年来の「着る」派も唸らせる高いクオリティ、そして「着ない」派(それは店主自身も含まれていました)でさえ着たくなる絶妙なデザインバランスを兼ね備えたGジャンは、いまや当店では不動の定番です。

代表モデル#0102はその人気ゆえ毎度すぐに完売してしまい、このたびもしばらく欠品状態が続いていたのですが、ようやく再入荷となりました。

そして同じ型で、デニムではなくピケ(ベッドフォード・コード)を使った新作も登場しています。


ピケはコーデュロイに少し似たような畝(厳密にいえば元来は横畝のものをそう呼ぶのですが、いまでは縦畝が一般的です)をもつ生地で、からりとした肌触り、そしてピンとしたハリを備えています。

さっぱりした風合いながら、密度が高くしっかりとした厚みもありますので、まだ気温の上がりきらない春先から活躍しそうです。

1950年代につくられていたリーバイスの507xx(通称”2nd”)をベースにはしていますが、レプリカに甘んじることなく、武骨な要素を徹底的に排除し、まったく別物として着地させています。

まず、一般的なGジャンと決定的に違うのが袖付け。

予め立体的につくった袖を本体に後付けしており、(ハンガー吊りだと少々判りにくいかも知れませんが)肩から鋭角的に落ちるシルエットが何とも美しく、そのすっきりした見た目の印象と快適な着心地のギャップも持ち味です。

運針が細かいステッチはパーツの際に沿って丁寧に走り、服全体の印象をさらにシャープに引き締めます。

Gジャンにしてもジーンズにしても、ブランドの銘や何かしらの文言などがボタンに刻印されているのが一般的ですよね。
しかしJeanikではそうした慣習に囚われることなく、虚飾を削ぎ落しに削ぎ落しきったボタンを用いています。

人によってはあまりにも素っ気なく見えてしまうかも知れませんが、少なくとも当店のお客様からは「余計なロゴが入っていなくて素晴らしい」と大好評いただいているポイントです。

デニム、ピケとともにM・L2サイズをご用意しました。
どちらにもそれぞれの魅力があり、甲乙つけ難いところですので、可能であれば是非一度店頭にてお較べください。

オンラインストアはこちらです→
0102 2nd Type Denim Jacket/ インディゴ
0102 2nd Type Pique Jacket/ ブラック


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