ASEEDONCLOUDのワークウェアラインHandwerkerが、今季10周年を迎えたそうです。
気がつけば当店とアシードンクラウドとのお付き合いもそれなりに長くなりまして、もう8年目になるのですが、ちょうど取り扱いを始めた最初のシーズンにスタートしたのが、Handwerker Laboratory(特定の職業・職人にフォーカスし、特別にデザインされたシリーズ)でした。
その試みだけでも面白いなと思ってはいましたが、各モデルは、ヒアリングを行った相手のもとでも実際にワークウェアとして使われ、良かった点や改善するとさらに良くなる点などリアルな意見がフィードバックされてきたそうです。
そうして現場で着込まれた服が、ブランド発足10周年を迎えるにあたり、それぞれの持ち主から一度まとめて戻されました。
そしてこの蓄積されたアイディアが、次の10年に向けてのステップとなります。
今回の新作は、2019SSに発表されたHW editor’s jacketをベースに、
2020AWのHW wood worker’s blousonのディテールを合体させたジャケットです。
軽くてタフなコットンナイロンのウェザークロスと
洗いを掛けた風合い豊かなリネンの生地、
2種類の素材をご用意しました。
極力ポケットの存在感を抑えることで見た目はすっきりとしていますが、
外側からも内側からも出し入れ可能なA5ノートが入るメインポケット、
携帯電話などが収まる小ポケットなど、充実した内ポケットにより、収容機能はしっかりと満たしています。
これらの外見やポケットは、雑誌編集者用のワークジャケットであるeditor’s jacketを踏襲しています。
そして腕を前に出したときの可動域を広くとったセットインラグランスリーブは
木工職人用ブルゾンwood worker’s blousonのために考案されたパターンです。
もちろん、こうした過去のデザインの掛け合わせだけでなく、新たなアイディアも追加されています。
いままでさまざまな職業のためにワークウェアをデザインしてきて、ほぼ共通していたのが両手が自由に使えることの重要性だったとか。
当然といえば当然とも言えますが、しかしたしかに決して見落としてはならない部分です。
ジャケットという服の性質上脱ぎ着する機会が多いことにも着目し、脱いでいる状態での「手ぶら」の実現のため、内側には肩掛け用の紐を設けています。
留め具はマグネット式で、簡単に留めたり外したりすることができます。
肩掛け機能を使わないときや、紐が煩わしいときは、留め具を外し、内外紐の部分を先述の内ポケットに収めておくことも可能です。
見れば見るほどよくできた服です。
まさに、10年目の歴史の蓄積があってこそ生まれた逸品と言えましょう。
コットンナイロン、リネンともに、一般的な男性のMサイズに該当するMサイズと、女性や小柄な男性でもお使いいただけるSサイズをご用意しました。
3月に入れば、いよいよ春らしさが加速しはじめます。
気兼ねなく使える日常の相棒として、是非お選びください。