まず、本日3/26は、水曜日ですが通常営業を行っております。
ふだん予定が合わずなかなかお越しになれない方も、単にきょうご都合があう方も、是非ご来店くださいませ。
さて、先週末あたりから俄かに暖かくなり、花粉だ黄砂だと、春らしさが怒涛の勢いを見せています。

今週末はまた気温も落ち着くそうですが、もう冬物の外套や分厚いセーターはひとまず出番を終えたと言ってよいでしょう。
いよいよ、本格的に春服が活躍する時候です。
春は出会いと別れの季節で、ケだけでなくハレの機会もそれなりに増えてきます。
厳かな式典などフォーマルな場は別として、ちょっとした華やかさが相応しいシーンでは、あまり普段着然とするのも具合が悪いもの。
そんなときは、堅苦しくなくとも違いを見せてくれるジャケットが役に立ちます。
何となく威圧感を感じてしまう方も少なくないダブルブレストのジャケットも、K.ITOの手にかかれば話が変わります。
高密度に織り上げたリネンの薄手の生地を表裏に用いた無双仕立てで、軽やかさと豊かな肉感の両立を実現。

バブル期のダブルの威圧感の要因としてまず挙げられるのが、分厚いパッドが入った大きな肩では。
そこを、パッドを排し、ゆるやかななで肩とすることで、穏やかながら洒脱な雰囲気に組み替えました。

着丈は、K.ITOらしくやや長めに設定されています。
1980年代調ながら、絶妙なバランスにまとめられているため、古臭さや野暮ったさは微塵も感じさせません。

例によって前振り袖が嫌いなデザイナーの美意識が、袖のダーツに表現されています。
前振りにすることなく、立体感と運動性を成立させました。

この目立たずとも細やかな仕事っぷりこそが、多くの玄人を唸らせるK.ITOの妙技です。
着用時のシルエットの美しさ、素晴らしい着心地については、もうわざわざ言及するまでもありません。
決して安価なジャケットではありませんが、一度袖を通していただければ「ムム…!ナルホド!」とご納得いただけるはずですよ。
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