ファッションブランドの枠に収まらぬ規格外の発想でいつも我々に衝撃を届けてくれるwrittenafterwards。
そのリアルクローズラインであるwritten byも、PV等で使われるほど比較的デザイン性の強い服が多かったのですが、
今年、ここにきてさらにリアルクローズ路線を強め、より本格的に「着る服」(妙な表現ですが)となりました。
その初手がこのTシャツです。
ごくシンプルでありながらも、セクシュアリティを強調しないボリューミーな布使いに、writtenらしさはしっかりと表現されています。
各パーツの接合部分には不均一な赤いステッチが走り、独特の脱力感を生み出しました。

「不均一」は、プロダクトとしてはネガティブな要素かも知れません。
しかしそれはときに「均一」を上回る美しさを生むこともあります。
メディアを通した社会やアートなどにまつわる発言からはあまりそういうイメージを持たれることはないと思いますが、writtenを率いる山縣さんは、実際はゆるキャラみたいな「抜けた」雰囲気の人です。
そして誤解を恐れずに言えば、「不均一」な人でもあります。
当然服は作り手のパーソナリティが反映されることが多いとはいえ、このTシャツからはそれが顕著に感じられます。
そういう意味で、実用的なリアルクローズであっても、writtenのwrittenたる本質は変わっていないということですね。
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