週間予報を見ると、もう梅雨入りしたと見做してもよいのではというくらい、横浜はしばらく晴れないようです。
梅雨を過ぎれば、今年もまた灼熱の長い夏がやってきます。
湿気、低気圧、そして近づく猛暑と、どうしたってクサクサした気分になるのは致し方ありません。
そんなときは服の力を借りて、生活を彩っていきましょう。
writtenafterwardsと並ぶ当店の問題作担当ブランドであるbeta postは、シンプルな形状のTシャツでさえ何か仕掛けずにはいられないようです。
超長綿を用いた上等な天竺生地のボディは正統派そのもの。
酷暑の日でも体にまとわりつきにくいルーズフィットで、とても着やすく実用的なTシャツです。
そのうえで、ポケットをご覧ください。
緩衝材のエアパッキン、いわゆる「プチプチ」…?
しかし触ってみるとエアは入っておらず、仄かな凹凸はあれど想像するより平坦な質感で、それはそれで混乱してしまいますね。
これは過去にはジャケットの裏地やトートバッグの一部などにも使われた、beta post オリジナルの生地です。
耐久性の低い素材であるエアパッキンを模して耐久性の高い生地で再現することにより、「消耗品」についての思索を促します。
さらにもう一種類、上記のTシャツと同型でポケットのみ異素材のものもご用意。
この素材が何なのか見ただけで判別できる人は、まずいらっしゃらないでしょう。

これは奄美大島の職人さんとの共同開発による、大島紬の技術を応用した生地です。
通常の大島紬と同じく絹をベースにしてはいますが、一部、細く裁断したレジ袋も糸として使っています。
不規則的に散らばるグリーンの箇所が、その名残です。
限られた人のための高級な伝統工芸品(大島紬)の可能性を拡張し、且つ通常であればゴミとして捨てられてしまうもの(レジ袋)に新たな価値を付与し延命させる…
まさにbeta postそのものを体現したような試みと言えます。
たかがTシャツ、されどTシャツ。
手に取るきっかけは「面白い」であってもいいと思います。
そこからファッションや思索を促す媒介として活用し、日々の生活に潤いが加わるならば、それは素敵なことです。
服の価値が機能性や素材の希少性、ネームバリュー、二次流通の相場といった相対的な側面から語られがちな昨今、beta postの試みは局所的ながら輝きを増しています。
オンラインストアはこちらです→
bubble wrap pocket T-shirt ホワイト/ ブラック
sakiori pocket T-shirt ホワイト







