かつて、体育の日は晴れが多いと云われていたものでしたが、不思議なことにその名称が「スポーツの日」に変わってから、どうにもすっきりしないことが多いように思います。
昨日までの3連休も、雨だったりそうでなくとも曇っていたりと、終始靉靆としていました。
そして今週もまたそんな調子だそうです。
せっかく暑さも落ち着き秋めいてきたというのに(西日本および南日本ではそうでもないようですが…)、ちょっとクサクサしますね。
といいうわけで、気分がさっぱりするようなコートをご紹介します。
しっかりとした厚みのあるパナマ織りのコットンで、ほどよく素朴な風合いが。
店主自身ヨーロッパには一度も行ったことがないので伝聞に過ぎないのですが、スペインは日本に較べ湿気が少なく、空の青が濃いのだとか。
ナバラ州に拠点を構えるWorker’s Nobilityならではの色彩感覚です。
この透徹な青と白に美しいノイズを加えるのが、素朴な貝ボタン。

直線的かつ平面的なパターンでありながら不思議に奥行きを感じさせるのがこのブランドの服の特徴で、このコートもワークウェア的な構造かと思いきや、前身頃と後身頃が一枚の布で構成されていたりと、服飾でなく建築を学んだデザイナーならではの発想に驚かされます。

構造といえば、品名こそトレンチコートですが、その実はバルマカーンコート。

袖付けはラグランではなくセットインではあるものの、肩の位置が曖昧で、サイジングはシビアではありません。

なお、ユニセックス提案かつフリーサイズ(サイズ感的にはメンズのS~M程度)でして、「このようにすべき」といった規範で着る人を縛ることなく、逆に着る人のパーソナリティによって見え方が変わってくる服です。

それがどんな具合になるのか、是非一度ご自身でお確かめください。
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