ひとつなぎの物語 ~ KIMURA/ convertible collar shirt & TUCK CUBA

夏のKIMURA、揃いました。

世間一般的にはnarrowing cardigan(シャツカーディガン)のイメージが強いKIMURAですが、Euphonicaで夏の半袖シャツといえば、のブランドでもあります。

毎年大人気を誇る、黄色いベルギーリネンを用いたconvertible collar shirtは、今年も登場。


脇に接ぎを設けず一枚の生地をそのまぐるりと丸めるようにして仕立てた胴回りの仕様は、いまやKIMURAの代表格でもある定番ディテールです。

左右とも生地の耳が見えますね。
いかに生地を切らずにシャツを作れるのか、その情熱には禍々しさすら感じさせます。

禍々しき無裁断のアイディアは、新作にも踏襲されました。


経糸緯糸ともにインディゴ染め糸を使用した平織の生地は、着込み洗いを重ねることで徐々に色落ちし、風合いが変化していくさまを愉しめます。

胴の筒状の構造は先述のシャツと同様で、

かつ裾と袖口は生地の耳をそのまま残すことで折り返さず成立させてしまいました。

そしてこのキューバシャツ。
無裁断シリーズのなかでもっとも先鋭的なモデルと言えるのではないでしょうか。


KIMURA別注のフィンクスコットンのブロードは、耳にピン穴のない仕様の生地のため、生地の端がまるですぱっと鋭利な刃物で切られたかのように仕上がっています。

筒状の胴、

裁断せず耳をそのまま活かした裾と袖口は、先のインディゴのシャツと同様の構造ですが、この薄玻璃のような生地の端の表情には、一種の恐怖すら感じますね。

特徴的な前身頃のタックは裾近くで縫い止め、裾に向けて生地を開くことで立体的なドレープを生み出しています。

毎度のことながら、木村さんの細やかな手仕事の光る、美麗極まりない逸品です。

この3型はどれも無裁断という基本コンセプトを共にしながらも、それぞれ異なる魅力を放ち、甲乙などつけようもありません。
感覚的にピンと来たものを気分に任せお選びいただければ、それが正解です。

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convertible collar shirt HS / インディゴ×インディゴ
TUCK CUBA HS ダークグレー

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