傷ついたワゴンでサバンナを まともに走り抜く ~ WESTERLY/ Drifter

9月のほとんどが雨だったこともあってか、WESTERLY(ウェスタリー)の折り畳み傘”Drifter”がお陰様でご好評いただいています。

店主も愛用しておりまして、しっかりとした品質、高い機能性を備えながらもギア感の薄いモダンなデザインで、雨とその影響を受けて(他にも理由はあるのでしょうが…)のご来店数の減少に起因する憂鬱も少しばかり軽減してくれているような気がします。

そんなDrifterの新色が追加入荷しました。

秋の長雨でしとど濡れた景色に寄り添うパーシモン(柿色)、そしてリヴィングストンと名付けられた動物柄です。

おそらくはヨーロッパ人として史上初めてアフリカ大陸を横断した19世紀の宣教師デイヴィッド・リヴィングストンから名をとったこの柄、サバンナに棲む野生動物などが生地一面を埋め尽くしています。

動物柄はともすれば幼稚な印象になりがちなところ、モノトーン構成の写実的なタッチにより子供っぽさを感じさせず、程よい大人のユーモアを漂わせる程度に主張が抑えられたその匙加減が実に魅力的です。

当然傘としての品質も高く、閉じる際に指を挟みづらいストッパー構造、

軽量且つ剛性感を備えた骨組み、

デザイン上絶妙なバランス感を生み出す天然木のハンドルなど

プロダクトとしての語りどころにも満ちています。

リヴィングストンだけでなくパーシモンも綺麗な色目ですので、是非お好みに合わせてお選びください。

使わないときに邪魔にならず、置忘れのリスクも少ない折り畳み傘は都市生活の頼もしい相棒になります。

500円でもじゅうぶん使えるものは買えますが、頻繁に使うものこそ吟味して適切なチョイスをすれば、きっと生活に豊かな彩りが生まれることでしょう。

オンラインストアはこちらです→ パーシモン/ リヴィングストン


Sukoshi Fushigi ~ EEL/ クオリティートラウザー

普通のようで普通でない、少し不思議な魅力を持ったパンツです。

クオリティートラウザーと名付けられたEELのこの新作は、多種の素材を絶妙にブレンドしたその名の通りの高品質な生地を使用しています。

秋冬らしいざっくりとした質感、腰回りにプリーツをとり腰から腿にかけてゆとりを持たせたテーパードシルエットです…というところまでは特に不思議な点はありません。

しかしよく見るとこの生地、通常のものよりも目や柄がずいぶんと大きく、まるで拡大鏡で覗いたようです。

これによりパンツ自体の形と素材の表情の距離感にギャップが生まれ、何とも言えない視覚的な効果を生み出しました。

目の大きさによる触感のざらつきや風通しをカバーすべく前も後も膝下あたりまで裏地が張られているなど、実用着としての機能もしっかりと考えられています。

ネイビーの千鳥格子は女性にもお薦めのXS、チャコールグレーのホップサックツイードが大柄な男性向けのL、各1本ずつのご用意です。

どちらもミドル~ローゲージニットなどの質感豊かなアイテムとの相性が好く、秋冬の装いに程よいスパイスとして活躍することでしょう。

オンラインストアはこちらです→ ネイビーグレンチェック/ チャコールツイード

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Oh, My Little Girl ~ Harley of Scotland

Harley of Scotland(ハーレー・オブ・スコットランド)のシェトランドウールのセーターが、去年に引き続き今年もまた、いえ少し趣向を変えて登場致しました。

プレーンな形状で襟元と袖口、裾にパイピングをあしらったクルーネックニットです。

赤味が強い紫の”ペチュニア×カーネーション”、

深い紫は”アイリス×ニューアメジスト”、

そして焦げ茶色の”チョコレートスパイス×ダックエッグ”。

その3パターンで展開致しますが、膨大な糸色見本を基に、すべて当店にて配色指定させていただきました。
ごく大袈裟に申し上げれば実質上Euphonica限定モデルとなります。

年齢や時代を問わず長く愛用でき、奇抜ではなくともあまり他所様で見ない組み合わせを心がけました。
本場スコットランドのメーカーであるHarleyならではの繊細で美しい発色の糸あってこそですが、手前味噌ながらなかなか佳い出来に仕上がったと思います。

前述の通り形自体はごくプレーンなもので、気持ち短めの着丈に円みのあるシルエットが特徴です。

また、継ぎ目のない一体成型編みにて作られているため、見た目以上の伸びやかな着心地を備えています。

サイズは36、38となっていますが、36はレディースのM程度、38はレディースのL~メンズのS程度の大きさとなっています。
基本的には女性の使用を想定して配色を組みましたが、小柄で柔和な印象の男性にも勿論お薦めです。

秋冬のお伴として、白いシャツなどと合わせたりして気兼ねなく日常的に使っていただければ幸いです。

オンラインストアはこちらです→
ペチュニア×カーネーション/ アイリス×ニューアメジスト/ チョコレートスパイス×ダックエッグ


今日も感謝して進む 荒れたオフロード ~ EEL/ オフロードジャケット

先日ご紹介のRICEMANのコート然り、このところクリーンなものだけでなく少し野暮ったいくらいの素材感が気になります。

EELからもこの秋の装いを楽しませるべくフィールドジャケットが登場しました。

“オフロードジャケット”の名の通り、これを身に纏えば枯葉の匂いに満ちた秋の空気を吸いに外に出かけてしまいたくなるような、野趣溢れたデザインが魅力的な一枚です。

表はご覧の通り着古したような質感の太畝コーデュロイで、裏にはコットンのヘリンボーンが張られています。

基本的にはテーラードカラーではありますが、一番上のボタンを留めれば表情を変え、

そしてさらに襟を立ててチンストラップを止めればスタンドカラーとになり、木枯らしから首を守ります。

表のポケットにはすべてフラップが設けられ、内部への異物の浸入を防ぎます。

サイドポケットの裏には横から手を入れるハンドウォーマーポケットが隠されているのも嬉しいところです。

背面はサイドベンツが切り込まれていて、

通常はベントがばたつかないよう裏で留められています。

寒い時期に分厚い手袋を嵌めたときは袖口のボタンを外せばすっきり収まることでしょう。

見た目の雰囲気もさることながら、肩幅がやや広めにとられ、全体としてEELにしては男性的な形状となっています。
大人の男性に是非お勧めしたい一枚です。

オンラインストアはこちらです→ オフロードジャケット

2016/11/15追記:STYLER MAGにてスタイリング記事が掲載されました!
“仲町台とコーデュロイ。ユーフォニカに聞く、旬なコーデュロイの着こなし方。”


むばたまの 夜の衣をかへしてぞ着る ~ comm. arch./ Tweedy Hoodie

前回初お披露目のcomm. arch.(コムアーチ)、ごくベーシックなモデルをご紹介致しましたが、勿論ニット専門ブランドとしてそれだけでは終わりません。

Tweedy Hoodieと名付けられたこのフロントジップパーカは、見れば見るほどアイディアの詰まった逸品です。

そもそもぱっと見は編み物とは思えないこのツイーディーな素材感ですが、もとはメリノウールを極限まで度を詰めて編み込んだニット生地でして、これをさらにお湯で洗いこみぎゅっと圧縮することで生まれています。

編み目の細かさを変えて2パターンの生地を作成し、それをパーツとして組み合わせることで何ともチャーミングな顔つきが生まれました。

ファスナーはヴィンテージ感溢れるWALDES製。
1930~40年代の製法で作られ、敢えてメッキを施さず経年で金属の質感が変化していくという特徴を備えています。
なお、このパーカのフロントのダブルジップはcomm. arch.の特注品です。

そんな語りどころの多いパーカですが、肝心の着心地はと言いますと、もとがニットなだけに想像以上の伸びやかさに驚かされます。
しっかり伸びてしっかり戻る、柔軟な剛性感が魅力です。

前述の通りしっかり目が詰まっていますので、一枚でもそこそこの防風性も備え、今の時期のアウターとしては最適ではないでしょうか。

そして一枚仕立てゆえ必要以上の厚さがないため、真冬は上に外套を羽織ることも容易なのがうれしいところ。
何だかんだで春先までずっと活躍することでしょう。

店頭でも早速ご好評いただいており、実は現時点で在庫がサイズ3一枚のみです。
気になる方は是非お早めにどうぞ。

オンラインストアはこちらです→ Tweedy Hoodie


秋の夜長を鳴き通す

入荷ラッシュの時期故に商品紹介が続きましたので、たまには息抜きを。

弊ブログに於いて、過去に2度読み物紹介をしたことを覚えている方はどれだけいらっしゃるのでしょう。
正直アップ当時どちらもそれほど反響はありませんでした。

が、最近なぜか「店主の戯言、最近書いてないけど次はいつ?」「何か面白そうなの紹介して」などと驚愕のご要望(社交辞令の可能性も大)を何件か受けておりまして、調子に乗って懲りずにまたやらせていただこうと思い立った次第です。

ちょうど今は読書の秋ですから、一人の時間にゆっくり読むのにお薦めの5冊を挙げてみたいと思います。

昨年の夏同様、今回も入手困難本やマニア向けの作品は除外し、文庫版を気軽に買える名著のみで選考しました。

1. 兼好/ 徒然草(岩波文庫)
2016-10-14-12-31-53
comm. arch.の紹介文でも引用したばかりですね。
最近もですが、しばしば不定期的に読み返す本のひとつです。
学校で習ったような、くらいの認識をされている方が多いとは思いますが、これがきちんと読んでみると内容的な旧さをさほど感じないどころか、現代にも通じる内容で驚きます。
様々な角度から独自の視点で世の中を辛口に批評しつつも、ふと小話を挟み込み、読者を飽きさせません。
全243段ありますので、一気に読むだけでなく適当につまんでのんびり好きなように読むのにも適しています。
古典にしては比較的読みやすい文章なのも嬉しいところです。
寺院の号、さらぬ万の物にも、名を付くる事、昔の人は、少しも求めず、たゞありのまゝに、やすく付けけるなり。この比は、深く案じ、才覚をあらはさんとしたるやうに聞ゆる、いとむつかし。人の名も、目慣れぬ文字を付かんとする、益なき事なり。何事も、珍しき事を求め、異説を好むるは、浅才の人の必ずある事なりとぞ

2. 内田百閒/ 阿房列車(旺文社文庫)
2016-10-14-12-31-36
入手困難本は除外と書いておいて何ですが、旺文社文庫版は絶版でして。
新潮文庫版なら購入は容易、しかしながら、これは是非この版を読んでいただきたいのです。
内田百閒は戦後の新仮名遣い普及後もスタイルを変えることなく、生涯旧仮名遣いに徹した人でした。
そのため、彼の文章は旧仮名遣いで最大のパフォーマンスを発揮するように作られています。
ところが死後、お弟子さんの判断により、文庫化にあたってはそれが現代仮名に改められてしまい、全集等を除けば現行で百閒オリジナルの文体を楽しめるのは中公文庫版だけです。
一方この『阿房列車』は中公には収められておらず、そのため絶版となった旺文社文庫版の古本を探していただく必要があるのですが、その価値はあります。
内容といえば、鉄道大好きな百閒先生が用はなくとも一等列車で旅をしたいと思い立ち、金策ののちに一等列車で目的地に向かい、到着(この時点で目的達成)後すぐに三等車などで帰還する、それだけの紀行文です。
この顛末を超一級の文章でグイグイ読ませてきます。
仕事で文章を書く方であれば、内田百閒は必読です。
文章力とは何かを存分に思い知ることができますよ。
用事がないのに出かけるのだから、三等や二等には乗りたくない。汽車の中では一等が一番いい。私は五十になった時分から、これからは一等でなければ乗らないときめた。さうきめても、お金がなくて用事が出来れば止むを得ないから、三等に乗るかも知れない。しかしどつちつかずの曖昧な二等には乗りたくない。二等に乗つてゐる人の顔附きは嫌いである

3. ウィリアム・フォークナー/ 響きと怒り(岩波文庫)
2016-10-14-12-32-25
ノーベル賞作家フォークナーの代表作です。
かつてアメリカ南部の特権階級だったコンプソン家の人々に起きた出来事を描いています。
全4章に分かれており、第1〜3章はそれぞれ別の登場人物(コンプソン家の三男、長男、次男)の視点で語られ、第4章のみコンプソン家の黒人召使に焦点を当てて三人称で俯瞰される構成です。
中でも第1章、第2章はジョイスらが開拓した”意識の流れ”の手法を用いているのですが、特に第1章、これがまた実に読みづらい。
特に最初のうちは読み手も慣れていないため、余計苦労します。
たとえば水にまつわる出来事があったら過去の水と関連した出来事を思い出し、その記憶の場面に繋がってしまうなど、時系列が乱れ続けて進行してしまうのです。
第2章も語り手の入水自殺の実行に至るまでの精神状態、その意識を追う構成となっており、終盤に向かうに従って加速的に錯乱していきます。
また、全編を通して高潔な人物は一人も出てこず、問題を抱えた非人格者たちが崩壊に向かうだけの話ですので、名作に触れてストーリーで感動したい、とか自分の成長に繋げたい、などの期待は一切しないでください。
そんな癖の強い作品ですが、読み進めるうちにその圧倒的な魔力にすっかり憑りつかれていることでしょう。
傑作と謳われるだけあっていくつかの訳が出ている中、岩波文庫版はともすればお節介なほどに膨大な注釈と時系列表が付いており、初めて読む方には最適かと思われます。
僕はシュリーヴの部屋でガソリン缶を見つけると、平らになるようテーブルにチョッキをひろげ、ガソリンの蓋をあけた。町で最初の自動車 小娘が 小娘のくせに それがジェイソンには我慢できなかった ガソリンの匂いに気分が悪くなって その上さらに頭にきていたのは 小娘が 小娘のくせに 妹を持ったことはない だけど ベンジャミン ベンジャミン

4. リチャード・ブローティガン/ アメリカの鱒釣り(新潮文庫)
2016-10-14-12-32-32
アメリカの作家ブローティガンが’60年代に書いた作品をまとめた短編集です。
どの短編もストーリーの面白さや内容の奥深さで読ませるものではなく、”アメリカの鱒釣り”(それが何者かも最後までよくわかりません)にまつわる断片的な小話です。
巻末の解説にもあるのですが、何といっても訳文が素晴らしい。
ひらがなと漢字の使い分けが実に見事で、そのしかめっ面のユーモアが効いた文体が読み物としての完成度をさらに高め、読者をブローティガンの幻想世界へといざないます。
そういえば、わたしにもいちど同じようなことがあった。ヴァーモントでお婆さんを鱒のいる小川と見まちがえ、謝罪するはめになったのだ。『いやあ、失敬』とわたしはいった。『あなたを鱒の川と思ってしまって』『人違いだよ』と、そのお婆さんはいったさ

5. メアリ・シェリー/ フランケンシュタイン(創元推理文庫)
2016-10-14-12-32-40
一般的にフランケンシュタインと聞いて思い浮かべるのは、頭に大きなネジが入って「フガー」としか言わない大男の人造人間でしょうか。
原作を読めばその概念が誤りであることにすぐ気づかされます。
まずフランケンシュタインは、生命の謎を解明しようと研究を進めていった結果として解剖室や食肉処理場からかき集めた材料を組み合わせたものにや命を吹き込んで人造人間を生み出してしまった博士の名前です。
人造人間は作中名前すら与えられず「怪物」「あいつ」などと呼ばれていますが、この怪物くん、機敏に動き回り、銃を操り、よく喋り、ときには涙を流し、そしてミルトンやゲーテなどを愛読しています。
さて怪物は容姿の余りの醜さゆえに人間社会で生きることが叶わず、だれの目にも触れないところでひっそりと暮らすからせめて伴侶を創ってほしいとフランケンシュタインに頼みます。
ところが…
フガーなイメージなど消し飛ぶ、悲哀に満ちた作品です。
『心ない無慈悲な創り主よ!おまえは自分に知覚と感情をさずけておきながら、それっきり人類の侮蔑と恐怖のまととして、世界に放り出したのだ。それでも哀れみと救済を自分が要求できる相手があんたしかいなかったから、人間の姿をとった他の生き物からは得ようとしてもかなわぬ正義を、あんたに求めようと決心したのだ』

と、毎度簡単すぎる紹介ですが、もしこの中から何か一つ、どなたかにとってご縁でも生まれればと願うばかりです。

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コスモスに君と ~ Jens/ Long Coat

日に日に深まっていく秋、ニットやコートも少しずつ温かな質感のものに気が向くようになってきています。

そこでついモノトーンやネイビー、茶系のものを手に取りがちなのは致し方なく、そしてそれも大いに結構なことです。
ただ、秋冬だからこそ綺麗な色で装うのも素敵ではないでしょうか。

当店のランナップで独自のポジションに立つレディースブランドJens(イェンス)から届いたこのノーカラーコートは、凛としたカッティング、上質なウール素材、そして美しい色目とが完璧な三位一体の関係性で成り立っています。

フロントの重なりは、エッジの立ったデザインをボタンなどで阻害しないよう比翼仕立てとなっています。

裏地はふわりとした質感の生地です。

左胸には内ポケットが設けられ、そのボタンには貝が用いられています。
細部まで抜かりない仕事ぶりですね。

全体的にひじょうにシンプルなのですが、首元は切込みの深いVと横に拡がるボートネックの融合のような独自の形状です。
これがただ削ぎ落としただけのデザインには生み出せない、仄かな甘さを包含した女性的なニュアンスを醸し出しています。

透徹な薄水色、奥行きある深緑の2色を1着ずつご用意致しました。

緊張感の高いデザインですのでどう合わせたらいいのか躊躇される方もいらっしゃるかも知れませんが、細かいコーディネートに悩まずさっと纏ってしまえばそれだけで世界が成り立ってしまうような、許容範囲の広い服です。
サイズもフリーですので、是非ご自身だけの装い方で着こなしていただけたらと思います。

日常と非日常を行き交うJensの服、未体験の方は是非店頭にてお試しを。

オンラインストアはこちらです→ ブルー/ グリーン

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トップをねらえ! ~ EEL/ エレベスト

周知のとおり、世界最高峰の山はチョモランマです。
“チョモランマ”はチベット語で、ほかに”サガルマータ”というネパール語名もありますが、何といっても最も広く知られている呼称は19世紀にインド測量局長官を務めたイギリス人の名をとった”エベレスト”でしょう。

このエベレストの如く、ベストVEST界のベストBEST、世界最高峰であるようにという願いを込めて名づけられたのがEELの代表作の一つエレベストです。

デビュー以来毎年リリースされていたのですが、2012年を最後に姿を消し、今年満を持して復活の運びとなりました。
素材、サイズ感、ディテールなども見直され、さらに完成度が高められています。

表地にはウールに補強のナイロンを混紡したワッフル生地が採用されました。
素材感だけでなく実際に保温性の高い素材です。

目の詰まったコットンヘリンボーンの裏地との間にはぎっしりと中綿が詰められ、体幹部を確実に暖めてくれます。

前立てはジップフロントに重ねてレザーのループとボタンを組み合わせ、隙間からの冷風の浸入を許しません。

首回りを立体的なフードが囲み、このフード自体にも中綿が仕込まれました。

なお、このフードはボタンで脱着可能です。
装いに合わせてご自由にお選びください。

両脇のフラップ付きポケットは実は横から手を入れられるハンドウォーマーが隠されています。

と、徹底的に作りこまれたこのベスト。
身頃やアームホールに比較的ゆとりをもたせていますので、下には厚手のニットやツイードジャケットなども着込めます。
秋が深まるころから、組み合わせ次第では真冬にも対応できそうです。

今回はXS、M、L、そしてXLに該当するSLをご用意しました(ネイビーのみ)。
比較的トップスは小さめの傾向が強いEELですが、今までサイズの問題で諦めていた方も是非お試しいただければと思います。

さて余談ですが、当店の並びのインド/ネパール料理店エベレストキッチンさんでは、いつも美味しいナンやカレーをリーズナブルに提供してくれています。

当店でエレベストをお買い上げいただいた後は、是非こちらで食事をお楽しみください。

オンラインストアはこちらです→ キャメル/ ネイビー/ チャコールグレー

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