先日弊ブログの一記事として公開した『薫香考』は想定を超える大きな反響を賜り、香害への関心の高まりを感じさせるものでした。
しかし当店のような零細商店では発信の届く範囲にも限りがありますし、今回の反応が世間の大多数の声と考えるのは尚早です。
一般的な感覚としては、相変わらず強い香りは好まれ求められているのでしょう。
この香りづけブーム、洗濯ものの生乾き臭や汗のにおいをケアするエチケットとして広まったところもあり、となると蒸し暑さが加速するこれからの時期はさらに需要が高まると予測されます。
ただ先日も書いたように、香りで臭いをカバーするのは根本的な解決にはならず、やはり臭いそのものを断たねばどうにもなりません。
しっかりと汚れを落とす、これがベストなのは言うまでもありませんが、もとからにおいづらい服を選ぶというのも手です。
そこで注目すべきがウール。
天然の抗菌性はにおいの原因である雑菌の繁殖を抑えてくれます。
さらにコットンの3倍以上の吸水放湿性をもち、汗をかいてもべたつかずさらさらした状態を維持。
熱伝導率が低いため夏でも快適で、実は梅雨~真夏にかけて最適な素材のひとつだったりします。
さて、昨年夏に登場し、大好評のなか完売したウールのTシャツが、THINKWOOLのTW FUSION TEE SSです。
今年ももちろん入荷しました。
リラックスウールと名付けられたTHIKWOOLオリジナルの編み生地は、メリノウールのやわらかな肌触りと抗菌性、それにポリエステルの耐摩耗性、強靭さを掛け合わせています。
また、ウール特有のチクチク感が苦手な方にも配慮され、肌当たりがとても柔らかいのもうれしいところ。
ウールというとケアがたいへんなイメージを持たれるかもしれませんが、家庭で洗濯可能です。
なお、ドライクリーニングでは水溶性である汗汚れは落ちませんので、むしろ水洗いをお薦めします。
機能性だけでなく、シルエットの美しさも特筆すべきポイントで、重力に従って生地が縦に落ち、美しいドレープを描きます。
このTシャツと並んでお薦めしたいのが、半袖のポロシャツ。
TW MESH POLO SHIRTS SSの名の通り、独自に開発されたウール×化繊のメッシュ生地で仕立てられています。
通気性のよさは言うまでもなく、それでいて着てみるとあまり透けは気になりません。
前立ては深めに設定されていますので、スナップボタンの留め具合で見た目だけでなく体感温度も調整できます。
こちらもご家庭で洗濯可能(先述のTシャツもですが、洗濯機内での損傷を防ぐためネットには入れてください)。
風通しのよい組織で、かつ薄手、そして素材の特性もあって室内干しでも乾くのが早く、旅行や出張の御伴としても活躍してくれることでしょう。
梅雨の盛りのはずが、暑さのギアが一段階上がり、お客様も郵便配達員さんも店のドアを開けるなり「暑い…」「暑い…」と悲鳴を上げています。
これからしばらくはこんな天気が続くようですし、こうした機能的なウールは一層活躍するはずですよ。
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TW FUSION TEE SS/ TW MESH POLO SHIRTS SS