女たちよ! ~ CABINET/ HAND WEAVE COTTON + DENIM REVERSIBLE TOTE BAG

スタンフォード大学で政治学を学んだ米国人サリー女史が、インドール藩王国のマハーラージャたるホールカル家の末裔と結婚し、インドに移住したのは1966年のことです。

マヘーシュワル(かつてインドール藩王国の都でした)の伝統的な機織業が瀕死の状況に陥っていることに気づいた彼女は、それまで男性中心だったこの仕事に於いて女性職工を支援することを思いつきました。

未来のない低賃金労働と見なされていた仕事に嫌気がさしていた男性、今までもっと過酷な労働に従事していたところから屋根のある所で安心して働けるようになった女性両者がその変化を受け入れ、結果として、この産業はめざましく回復していくことになります。

1978年、サリー女史は夫リチャード・ホールカル氏とともにマヘーシュワルにて非営利の慈善団体Rehwa Societyを設立、その後2002年にはRechaの運営を離れWomen Weaveを設立しました。

農村地域の女性を対象とした、収益性の高い、充実した、持続可能で尊厳のある収入活動を実現すること、それがWomen Weaveの目的です。

現在彼女はインド全域の若手職人にコンピュータの使用、英語などを訓練できる研究所の設立に向けて取り組んでいます。
それもすべては地域、産業、人のため。

現地の女性職工は彼女について聞かれれば、まるで神について話をするかの如く語るとか…

さて、そんなWomen Weaveの背景を活かし、英国ブランドCABINETがデザインしたコラボレーション品であるトートバッグが入荷致しました。


CABINETは英国在住の日本人デザイナー、トモコ・ヤマナカ女史が手掛けるニットブランドです。
このブランド自体は当店初登場なのですが、実は別名義のメンズラインを過去一度だけ取り扱ったことがあります。
気になる方はリンク先をどうぞ。
ハル・ノート ~ note & book ltd./ ジャージーカーディガン

閑話休題、このトートバッグは先述の通り表面はCABINETデザインの手織り生地(なお、現地のオーガニックコットンを原料に天然染料で染められた糸を用いています)となっているわけですが、
実はひっくり返して裏面のデニムを表面として使うことも可能です。

デニム面にはロゴのニットがアクセントとなった小さなポケット(これは内ポケットでもあります)が設けられています。

本業はニットブランドだという静かな主張が窺えますね。

また、それぞれのバッグには表地を織った方のサインが入ったタグが添えられています。
個人が手作業で織っているため、柄によって署名が違うのがまたそそられます。


昨年展開していたaiayu然り、ただ倫理的なだけでなく、ものとして純粋に魅力があった上でそうした背景がある、というのはとても大切なことです。

偽善よりも露悪が現実的な考え方と評価されがちな世の中ではありますが、そんな風潮のなかほっとさせてくれるような優しいバッグをお伴に、これからの爽快な季節を過ごしてみるのも乙なものではないでしょうか。

オンラインストアはこちらです→ ライン/ チェック/ スクエア


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