2015年からずっと当店の秋冬を支えてくれているhandson gripの手袋。
お陰様で暖冬の今年もご好評いただいております。
すでに何度かこのブログでも書いているはずですが、こちらの手袋で用いられている牛革は特殊な加工が施されており、洗濯可能です。
…で、その具体的な方法は?
痛恨の極み、この点をしっかりお伝えできていませんでした。
まことに申し訳ありません。
この度当店で取り扱っている各モデルについてしっかりと確認してきましたので、遅ればせながらここに公開したいと思います。
まず、革手袋の洗濯は、手袋自体の構造や使用している副資材によっても方法が異なります。
他の革製品同様に革用のクリーナーで汚れを落とし、クリームで保湿する方法もありますが、しっかり洗いたいという場合は基本的に手洗いとなります。
モデル問わず、革手袋はすべて洗濯機、乾燥機のご使用はお避けください。
店主は私物のEasy Breezyをネットに入れてドライモードで洗濯機使用、乾いてからハンドクリーム揉み込むという荒い手入れを毎年繰り返していますが、この方法はお客様には推奨できません。
完全に自己責任レベルです。
(とはいえ、2015年から毎年そのように酷使してもこの状態を保てるほど丈夫な手袋ではあります)
正しくは、手袋を嵌めたまま、手を洗うように水またはぬるま湯で洗いたいところを濡らしてから、中性洗剤(LIVRERのウール&シルク用がこれに該当します)または頭髪用シャンプーを少量使用して洗います。
泡立ち、表面の汚れが取れた後に、よく洗剤をすすぎ、優しく絞ります。
手を入れて皺が出来ない様に形を十分に整え、直射日光のあたらない風通しの良い場所で80%~90%ぐらいを目安に乾かします。
この方法が基本です。
裏面も含めてしっかり洗いたい場合は構造によって異なりますので、モデルごとにフォーカスしていきましょう。
Famは裏地のないシンプルな構造ですので、水またはぬるま湯に全体を浸して、優しくもみ洗いしても大丈夫です。
洗濯後は、上記方法と同じく、形を整え陰干しをして、乾ききらないところで(80%~90%ぐらいの度合いを目安に)、手を入れてから、デリケートクリーム等をほんの少しだけ目立たない場所に塗ってみて、シミ等の問題が無ければ全体に薄く塗り込んで保湿します。
その後、再度乾燥をさせて出来上がりです。
この両モデルは裏地つきですが、Fam同様洗濯可能です。
保湿、再乾燥もFam同様の手順を行ってください。
WT Traverseは防水フィルムが内蔵されているため、裏地部分の洗濯はあまりお薦めできません。
どうしても洗いたい場合は、上記と同じ方法での洗濯方法となりますが、乾燥するまでのじゅうぶんな時間を確保してください。
ストーブやエアコンなどの近くで乾燥しすぎないよう注意が必要です。
なるべく屋内でグローブを吊るして自然乾燥させ、乾ききらないうちに保湿します(手順は上記モデルと同様です)。
まだ今は手袋が活躍する真っ盛りの時期ではありますが、来たる春に向け、こうしたお手入れ方法を知っておくのは悪くないと思います。
ご愛用のhandson gripも、どうぞたまにはすっきりさっぱりとリフレッシュさせてあげてください。
これからご購入をお考えの方はこちらからどうぞ→
Fam ブラック
Easy Breezy ブラック
Wander’Bout ブラック/ タン
WT Traverse ブラック