毎年春になると無性に気になる生地がシャンブレーです。
そして同時にジェームス・テイラーの2ndアルバムも聴きたくなります。
JTの流れとは繋がりませんが、今季after darkから届いたシャンブレーシャツは北欧の香りを仄かに帯びて横浜の春を彩ってくれる逸品です。
昨年秋にフランネル素材でも展開したプルオーバーシャツ”Stockholm”。
スウェーデン軍のシャツをベースに、現代の服としてafter dark流に再構築を施しています。
今季は通常モデル(男性用)の他に、着丈を長くしてシャツワンピース的にも扱えるレディースのロングシャツバージョンも入荷致しました。
サイズ感を除けば基本的な仕様は男女ほぼ同等です。
素材のシャンブレーはシャリっとした粗野な肌触り、自然なムラが特徴的なヴィンテージ感に溢れたものです。
後述しますが、旧い機械で織られたことでその豊潤な質感が生まれています。
オリジナルにないディテールとして、両脇にポケットが設けられました。
裾からちらりと覗くポケットの布からも見て取れますが、裏の縫製はブランドカラーである赤い糸が用いられ、秘めやかに世界観を演出しています。
裾脇の三角ガセットには、これもまた旧い織機で織られた生地である証明であるセルヴィッジ(生地の耳)部分があてがわれています。
と、いろいろと詰まったデザインですが、基本的にはごくシンプルな服ですので、様々な装いに気兼ねなく合わせていただければと思います。
最初は固さのある生地も、着て洗って着て洗ってを繰り返せばとろんとした滑らかな風合いに変化し、日増しに肌に馴染んでいくことでしょう。
春夏の相棒として毎年気持ちよく着られる、そんな嬉しいシャツです。
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