いつだれが決めたか定かではないものの、一般的に近代三大茶人として、益田鈍翁、野崎幻庵、そして原三溪が挙げられているようです。
その原三溪の元邸宅が横浜本牧の三溪園なわけですが、店主、実はその望みはありながら一度も行ったことがありません。
憚りながら申し上げればお茶の嗜みもございません。
では何なんだその前振りは、というお叱りも謹んで甘受致します。
つい、店内の窓際で初夏の陽射しを受けたこのニットTの佇まいから聯想してしまったのです。
金茶と苔色、どちらも華やかな世界から一歩引いた、静謐で侘しい色調です。
しかし上質なコットンシルク素材のもつ艶やかな本性は到底隠しきれるものでもなく、ことさら饒舌に語らずとも肉感的に我々の目を誘います。
画像ではなかなか伝わらないその肌触りと光沢は、店頭で幾人ものお客様を魅了し、実はご紹介を前に在庫をだいぶ減らしてしまいました。
現時点でキャメル(金茶)が男女サイズとも、グリーン(苔色)が男性向けサイズのみ、1枚ずつとなっています。
機能云々ではなく色と素材感で、せせらぎの傍らで冷たいお茶をいただくが如く一服の涼を齎してくれる、そんな穏やかな心持ちを喚起させるTシャツです。
オンラインストアはこちらです→ キャメル/ グリーン