たったひとりでも闘うのさ ~ Olde Homesteader

是非一度見て欲しい、見ればわかるから、そう言ってサンプルを携え彼が当店を訪れた日は、たしか雨が降っていたと記憶しています。

その思いの丈は、到底短い時間で語り尽せるようなものではありませんでした。
70年前に作られたヴィンテージのトランクスとの出会いのこと。
トランクスの秘めたる可能性、そして未来のこと。
トランクス、トランクス、トランクス…

店主、たいした人生経験ではありませんが、それでもここまで何かに憑かれたかのようにトランクスについて語る人物と出会ったことはありません。

その愛と狂気の結晶たるトランクス。
ご覧ください。

ボクサーブリーフが男性用アンダーウェアの主流となって久しい現在に於いて、まさかのトランクス一型でこの世界に勝負を挑む奇跡の新進ブランド、Olde Homesteader(オールド・ホームステッダー)。

20年以上ボクサーブリーフ派としてのキャリア?を持つ店主が、サンプルを穿き、洗い、穿き、ぐぬぬと唸るばかりであった着用感は、素材、カッティング、縫製すべてが高次元だからこそ。

素材はすべて兵庫県西脇市で織られた、上質なシャツに使うようなレベルのものを採用しています。

オックスフォードはじめ複数種類用意していますが、中にはインディゴ染めなんてものも。

どれも肌触り柔らかく、妙な摩擦を感じさせません。
そして洗えば洗うほど生地がこなれ、より快適な質感へと育っていきます。

その素材を活かすべく、同じくシャツのような丁寧な縫製で仕立てられています。

前開き下の赤いカンヌキステッチがブランドのアイコン的意匠です。

裁断の妙か、たっぷりした生地使いながら、不思議と穿いていてもたつきなどはありません。
そしてお尻などに食い込むこともなく、一切の法に抵触せずいつでもどこでもまるで全裸でいるのような開放感を味わえます。

きわめて良質なウェストのゴムはしっかりフィットするのに痛くなることも蒸れることもなく、着用者に何も意識させることなくただ寄り添い続けることでしょう。

そうして愛情込めて作られたトランクス、一枚一枚オリジナルの箱に収められて世に送り出されます。

昔のシアーズのカタログに登場しそうな古めかしい筆致がそそります。
このおじさんの佇まいが何ともたまらないですね。

従来からのトランクス派の紳士諸氏は無論のこと、ボクサーブリーフ派の浮気相手としてもお薦めです。

下着はユニクロや無印なんだよね、という向きにもお試しいただきたい、きっとその先には美しい日々が待っていますよ。

オンラインストアはこちらです→
<トラディショナルオックスフォード> ブルーストライプ/ ピンクストライプ
<トラディショナルプレイド> レッドマルチタッターソール/ グリーンタータン
<オールドコバートシャンブレー> ブルー
<オールドインディゴ> ダークインディゴドット


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