長雨大雨にすっかりうんざりしていましたが、ようやく台風一過の秋晴れが訪れました。
やっと素直な気持ちで服が楽しめます。
というわけで、秋冬といえばのツイードジャケットのご紹介です。
特濃男服でお馴染みのハバーサックらしい、重厚で匂いたつ極上の逸品に仕上がったこのジャケット、その魅力を解析していきましょう。
生地を織ったのは日本国内ですが、糸は英国内で紡績されており、じっくり時間をかけて水にくぐらせることで羊毛の本来備えている脂分を閉じ込めています。
この脂分と打ち込み密度により、特別な加工を施さずとも汚れや水をある程度弾く生地が織りあがりました。
正直この生地、比較的重く、硬く、ごわつきます。
しかし、その耐久性は明らかで、これからじっくりと長い年月を共に過ごしていこうという気分を駆り立ててくれます。
さて、そんな剛健なツイードで仕立てられているわけですが、これが意外と軽快な構造です。
やや低い位置に設けられた湾曲型の胸ポケットもとぼけた表情を見せます。
ともすればクラシックになりすぎる生地の男性性を軽妙洒脱に中和したデザインのセンスに、唸らされるばかりです。
そんなバランス感ゆえか店頭でもたいへんご好評いただいておりまして、一度完売してメーカーより海外輸出用在庫を抜かせていただき、それも10/23現在一着を残すのみとなっています。
表記上はSですが、上記理由(海外仕様)につき、実寸は国内モデルのM相当です。
気になる方は是非ともお早めに。
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