いつぞやのブログでも触れていますが、店主は高校生の時分に美大を志望していた時期がありまして、しかし実力も根気もまったく足りていなかったため早々に挫折、結局は普通の四大に進学致しました。
そんな次第で美大生あるいは美大卒、もっと言えば芸術家全般に対してコンプレックスに近しい屈折した羨望と尊敬の念を抱き続けております。
この感情を搔き乱すかの如くEEL Productsから届いたのが”画廊シャツ”です。
テレピン油の匂いに満ちたアトリエに籠る気難しい絵描き、あるいは彼を理解する画廊のオーナー?
このシャツから湧きだす聯想空想妄想は止まりません。
やや厚みがあってコシが強く、そしてなめらかな質感に驚かされます。
ロングシャツは腰から下の運動性をどう確保するかがひとつの問題ですが、このシャツは両脇に深いスリットを入れることでそれを解決しました。
こうして眺めてみると、その名が示すアートに限らず、退廃的な文士の風情もどこか感じられる気もします。
…いや、こんな陳腐なイメージの羅列など不要でしょう。
かのヨーゼフ・ボイスは言いました。
「人はだれもが芸術家である(Jeder Mensch ist ein Künstler)」と。
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