武蔵小金井を拠点とするblanc(ブラン)から
素敵なパンツが2型入荷しました。
こちらは今年の春デビューの新進レディースブランドで、
東京発でありながら何と関東では当店が初の取扱となります。
ブランドと店という異なる立場ではありますが、
当店も1月にオープンしたばかりですので
なんだか同級生のような気分ですね。
ちなみにディレクターの吉田さんも店主とほぼ同世代です。
ウェストポイントはチノクロスの一種で、
そもそもの特性として密度が高く上品な光沢感を持ちますが、
ここに低温の苛性ソーダでアルカリ処理を施して
繊維を円く膨潤させることで、さらに深い艶感を織地から引き出しています。
フリーサイズ展開ですが、
腰のアジャスターを調整することで小柄な女性でも着用可能です。
そもそもがワイドなシルエットですので、
オーバーサイズ気味でも不自然にならずタポッとした具合を楽しめます。
ご参考までに、EELのSと同程度で、ジーンズでいうと30くらいですね。
骨皮筋右衛門の店主だと腰穿きになるほどですが、
その大きいサイズ感を女性が楽しむものとお考えください。
勿論男性が穿いてもまったく問題ありません。
寧ろ店主は自分用に欲しいくらいです。
いい服はおしなべて裏の処理が綺麗なもので、
こちらも例外ではなく、丁寧な仕上げが施されています。
少し珍しい仕様としてはサイドシームの処理を袋縫いしているため、
裾をロールアップした際にロックミシンのステッチが見えません。
細かい部分ですが、こうした気遣いが服の完成度を左右します。
もう一本であるサマーウールのクロップドパンツは
アーミーパンツをベースにしており、
腰のアジャスターベルトの素材感がなんとも中田商店的です。
カーゴポケットのボタンの裏にも補強が施されているなど、
こちらもつくりに手抜かりはありません。
前述のパンツ同様フリーサイズでゆったりとしています。
「マスキュリンパンツ」と名付けられていますが、
男性的なのはディテールだけで、素材やシルエット等柔和な表情です。
こちらは当店では女性専用としてお勧めします。
まだ型数は少ないながらも
シャツ等他アイテムを展開しているブランドですが、
まずはその中でひときわ魅力的だった上記パンツを
取扱わせていただくことになりました。
こうした丁寧なものづくりをしながらも知られざるブランドを
当店を発信地として多くの方に広めていくお手伝いができたら、
それはとても嬉しいことです。
個人商店の醍醐味のひとつですね。
オンラインストアはこちら→ west-point (wide)/masculine pants