雨にキッスの花束を ~ SHU/ CLASSIC RAIN COAT

臓器まで縮こまるほど冷たい雨がじとじと続く陰鬱な連日が嘘のように、すわ冬の終わりかと錯覚するほど麗らかな陽気、春を待ち焦がれる気持ちが一気に春本番気分へ昇華してしまった方も少ないかと思われます。

気がつけば一月もほぼ終わり、店頭の陳列は春物中心(まだ冬物は残していますが)へと移りました。

こんなコートが、寒々しさより寧ろ軽快な清々しさを感じられるようになりましたね。

昨年の冬に大好評を賜ったロシアはサンクトペテルブルグ発の新進ブランドSHUから届いたCLASSIC RAIN COAT。

ブランド開始から定番として作り続けられている、SHUの代表モデルです。

ロシアというとどうしても極寒の凍土といった印象が強い土地ながら、Google先生によると夏はもとより初夏や晩夏もそれなりに気温が上がるらしく、また東アジアほどではないものの、ヨーロッパ諸国に比べて雨量も多いようで、こうしたレインコートは現地でだいぶ重宝しそうですね。

もちろん、ここ横浜でもその機能は発揮されます。

レインコートというものの、実は防水性より透湿性を重視しており、生地の耐水圧は5000mm、蒸気透過性は24時間で5000g/m²。
小雨や通常の雨程度であれば傘要らず、また6月や9月をはじめとする気温、湿度ともに高い雨期でも蒸れにくい、都市生活には好都合なバランスとなっています。

前立てはファスナーとスナップの二重構造です。

ファスナーはダブルジップ。

先述の通り生地自体に透湿性が備わっていますが、脇にもベンチレーションが設けられ、快適性を増しています。

シンプルなルックスの中に、ポケットのユニークなスナップ使いが際立ちます。

実際にお試しいただくとわかるのですが、これは単なる見た目だけのための意匠ではなく、フラップをしっかり押さえながらも隙間から手が入れられて中の物の出し入れが可能な配置となっています。

こうしたユーザビリティはSHUのロシアらしからぬ特長の一つで、付属の袋を用いてコートを小さく持ち運ぶことも可能です。
なお、この袋自体はコートの内側のD管に吊るされています。

サイズ感もまたロシアブランドと思えないほどコンパクトで、だいたい日本のブランドと同等、あるいはもう少し細めくらいにお考えください。
メンズモデルではあるものの、XSは寧ろ女性のほうが着やすいかも知れません。
ということで、ブランドの意向はさておき、当店ではユニセックス提案致します。

あまり雨具然とはしていないルックスですので、レインコートとしてのみならず、スプリングコートとしてもお薦めです。
夏の避暑地でのちょっとした防寒にも活躍しそうですね。

ロシアの新星は、今年も注目ですよ。

オンラインストアはこちらです→ イエロー/ オレンジ/ グレー


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