漸う色濃くなる春の気配のためでしょうか、このところ店頭でご覧になる方が増えています。
コムアーチが得意とするコットン×フレンチリネンのニットシリーズ、プルオーバーと
曖昧なやさしい色目(それぞれチノ、バントピーチと命名されています)が春の柔らかな日差しと呼応するかのようです。
手横編みならではのもっちりとした肉感が、春夏向けの涼しいニットでありながら奥行きのある表情を生み出しています。
プルオーバーはシンプルなデザインながら、裾丈の前後の段差がほんの一匙のスパイスを利かせています。
単品の写真では伝わりにくいものの、どちらも着用時のしっとりした重さが心地好く、ドライ且つやわらかな肌触りが病みつきになります。
余談ですが、これらのニットを編み立てている山形県の職人さんの工房は昨年秋の台風で甚大な被害を受け、一時は復旧が危ぶまれるほどでした。
それでも何とかこうして春に我々のもとへニットを送り出してくれたのは、たいへん有難いことです。
服は人が作っているという、当たり前すぎてつい忘れてしまいがちな事実。
あらためてそれを考えさせられる一件でした。
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プルオーバー チノ/ バーントピーチ
カーディガン チノ/ バーントピーチ