寒い日もまだあったりしますが、それでも重厚なウールのコートやダウンジャケットは何だか相応しくないような時候になりました。
パンツも然り、ショートパンツはさすがにフライング気味としても、軽やかな素材の軽やかな着用感のものが気分です。
そんな中、ちょうどベルギーのBASISBROEKからいい塩梅のイージーパンツが入荷してきています。
一瞥では違いは判りづらいのですが、2型ご用意できています。
コットンに若干のストレッチを入れたZELEというモデルは、しっとりとした手触りの生地感です。丈は8分、ウエスト部分は紐のみとなっています。
股上は深く、腰回りはゆったりとしていますが、裾に向かってやや強めのテーパードがかかっています。
一方コットンシルク素材のSENNEはさらりとした質感で、9分丈となります。
こちらは通常のボタンとジッパーフライの仕様に加えて紐が仕込まれており、パンツの内部で締めることが可能です。
こちらも腰回りにゆとりを持たせつつテーパードをきつめにかけることで見た目のリラックス感を抑えています。
あくまで程度の話ですが、ZELEのほうがよりカジュアル色の強い仕様です。
とはいえ、どちらも極めて優しい履き心地です。
店主は若い頃に某著名デザイナー氏がどこかで発言していた「緩い服ばかり着ると顔つきまで緩んでくる」を心の片隅に常に留めています。
でもこれ、ほんとうに楽で…
服そのものはダボッとはしていませんので、「緩いわけではない、楽なだけだ」ということにしておきましょう。