ファンが増える一方のOlde Homesteader(OH)の肌着。
おなじみLIVRERの茂木さんも初期からの愛用者の一人です。
腕利きのクリーニング職人でもある茂木さんの頭には、OHのトランクスを日々穿き、良質の肌着の愉悦を知るなかで、どんなにいい肌着でも避けられない共通の問題がずっと引っかかっていました。
それが、肌に一番近い部分で用いるがゆえの、皮脂の付着。
いくらLIVRERの洗剤が超高性能であっても、生地や糸に深く染みついた皮脂や諸々の汚れの蓄積を通常の洗濯だけで落としきるのは困難です。
況やわれわれ洗濯のプロでもなんでもない一般人の日常に於いてをや。
そこで一人の愛用者として、洗濯のプロとして、そして洗剤のディレクターとして、OHの福原さんにこうした肌着にまつわる問題点を伝えたところ、例によって程度を知らぬ男たち、であるならばと試行錯誤を経て完成したのが、こちらです。
ついにここまでやってしまいました。
肌着用の洗剤、繊細なランジェリーならともかく、剛健なトランクスや肉厚のボクサーブリーフを主とするOHがこれを出す意味とは。
それを探りながらじっくりと見ていきましょう。
ただ既存のものを混ぜたとかではなく、オリジナルの成分構成となっています。
ところで、汚れが気になる、この点だけにフォーカスすれば、すでにLIVRERの液体洗剤の中で最強の洗浄力を誇るSportがありますよね。
われらが素晴らしき横浜F.マリノスの選手たちが用いた試合後のユニフォームにも使われるその洗浄力は、当然肌着の汚れにも発揮されるわけです。
しかし、つねに豪胆ながらときに驚くほど繊細な一面を見せる福原さん曰く、Sportは洗浄力が強いがゆえに肌着には適していないとのこと。
すなわち、生地本来のやわらかな風合い、自然な油分まで落としてしまい、洗濯後の下着が肌に触れたときに、摩擦を感じてしまう(大袈裟な気もしますが、「痛い」と表現していました)、これがSportを肌着用として提案できない理由となります。
そのため、皮脂汚れをしっかり落とし、なおかつ肌着の風合いを損ねない、そんなわがままな代物を一から開発せざるを得ませんでした。
こうして完成したこの洗剤は、高い洗浄力にくわえ、生地のやわらかさを損ねず、色落ちを抑制し、さらに水の硬度に左右されず海外でも使えるという、恐るべき魔物となったわけです。
究極の洗剤を謳うだけあり、ウィスキーか往時の薬品の瓶を彷彿させるボトルも、所有する喜びを刺激します。
当然のことながら、OH製品に限らず肌着全般、いや実際は肌着に限らずふつうに洗濯できるものであれば何にでも使えますので、イヤイヤ肌着だけにそんなの勿体ないよとお考えの方も、どうぞご安心を。
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