俄かに冷え込み、暖かな衣料がうれしい気候となりました。
連日の悪天候につき撮影がなかなか捗らないのもありますが、オンラインストアや幣ブログがまったく追い付かないほど秋冬の新商品が続々と届いております。
ゆえにブログでのご紹介を待たずして店頭から姿を消す商品も少なからず存在し、このカーディガンも気がつけばラスト1枚となってしまいました。
名前こそ”ブランケットカーデ”とカーディガンを匂わせながら(ただし”Carde”が”Cardigan”の略と安易に判断するのは惰性的ではないかという思いは捨て難く)、見方によってはジャケットのようでもあり、不思議な立ち位置。
さらにその定義を曖昧にするのが、このブランケットステッチです。
毛布の端かがりなどでよく用いられるこの縫い方により、まるで手作りの人形の服のような風貌に。
身幅が広く肩が落ちた形状がさらにその感を強め、そしてこの大ぶりのスナップ。
着ている自分は人間なのかそれとも人間と錯覚しているだけの悲しき人形なのか、確信が持てなくなりそうです。
“Cogito, ergo sum”
その言葉も疑念を抱く自分自身の存在しか証明できませんが、だいじょうぶ、そこまで思い詰める必要はありません。
ご心配なくお召しください。
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