あまりにグダグダな我が国の疫病対策に天の神も呆れ果てたのか、自然の力で人の動きを抑制せんとするかの如く、あまりにも急で、そして早すぎる梅雨の気配におののきます。
空が重く、暗く、そしてじめっとしていて、初夏の陽気はいったいどこへ行ってしまったのやら。
肌寒いとまではいかずとも、お昼でも気温は落ち着いていて、清涼な服の登板はしばらくお預けになりそうです。
こんな曖昧な季節には、曖昧な服こそが便利ではないでしょうか。
HAVERSACKのこのシャツは、シャツにして羽織ものでもある、あやふやな立ち位置が逆に強みとなる一枚です。
素材は、コットンとリネンを用いて高密度に織られたウェザークロス。
乾いた肌触りのうえ、水を通しづらいという特性をもち、この靉靆とした季節に最適です。
両胸に設けられたポケットは、通常のパッチポケットと異なり上部が塞がっており
左胸は右側、右胸は左側に開口しているナポレオン式となっています。
左ポケットは右手で、左ポケットは左手で出し入れしやすく、軍物やアウトドアウェアで多用される機能的な形状です。
前述の通りシャツとしても羽織ものとしても使えるデザインですから、気候や気分に応じて、さまざまな使い方を愉しめます。
ワードローブを前にして困ったときはこれ、とついつい手が伸びてしまいそうですね。