トレンドによる浮き沈みはあれど、この何十年ものあいだ、いつの冬もダッフルコートが街から消えたことはありません。
それはデザインとして完成された一着の証ですし、実際多くの人がダッフルコートと聞いて思い浮かべるものはだいたい似たようなものでしょう。
たまにアレンジの強く入ったものが出てきても、それは瞬間的な新鮮さに留まりがちだったりします。
ではもうダッフルコートはこれ以上先に進めないのか、いわゆる定番的な構造から抜け出せないのか、その問いに対し「否」と回答したのがHAVERSACK。
きちんとダッフルコートでありながら、しかしいままでだれも見たことがない一着が生まれました。
しっかりとした厚み、コシのある、骨太な生地です。
その密度ゆえ防風性に優れ、一枚仕立てでありながら真冬にも対応できます。
この生地のほつれにくい性質を活かし、すべてのパーツは敢えて断ち切りのままとなっています。
袖付けはダッフルでは珍しいラグランスリーブで、かつ脇にベンチレーションつきのマチが設けらているため、ボリュームのある布使いでありながら腕を動かしやすくなっています。
このスラッシュポケットは内袋が設けられておらず、内部へ貫通しています。
ですからポケットというより、切り込みといった方が正しそうですね。
これにより、前立てを全部閉めた状態でも下に着たジャケットやパンツのポケットに手が届き、中のものを出し入れすることができます。
トグルとその他のボタンには、それぞれの部位に適した色目の水牛の角が採用されました。
どこを見ても入念に設計されていることがよく理解できます。
HAVERSACKも、今季このコートの出来栄えにはかなりの手応えを感じているそうです。
マントを思わせるたっぷりとしたAラインは力強さというよりも中性的な雰囲気を作り出し、そのため同じデザイン、同じ色で女性用と男性用それぞれのサイズをご用意しました。
ダッフルコート愛好家の方だけでなく、近ごろ距離を置いていた方にもお薦めしたい逸品です。
この冬のコートをまだ決めあぐねているのであれば、是非とも一度お試しを。
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