パリは燃えているか ~ HAVERSACK/ ソロテックスバルカラーフィッシュテールコート

1月も終盤にさしかかり、いくつものブランドから春の新作が続々と届いています。

それでもまだすっかり春気分にとは言えるような気温でもなし、実際冬物衣料や小物のご要望も途切れません。
ですから店頭やオンラインストアは、少しずつ、漸次春色に塗り替えていくつもりです。

このコートなら春本番はもちろん、いまからでも使い方次第で活躍させることもできそうですね。


昨年ご好評いただいたモデルが、素材を改め再登場。
大元は同じソロテックス(形状安定性に優れたポリエステル繊維の一種)でも、しなやかなミノテックスからハリのある高密度ツイルへと変更されました。

見ても触っても綿なのかポリエステルなのか判断し難い、パリッとした不思議な感覚をおぼえる生地です。

これはソロテックスをタスラン加工した糸を用いたからこそ。
タスランは通常の糸撚りをかけずに圧縮空気を繊維に吹き当て、繊維同士をループさせ強く結束させ、嵩のある糸を作る手法です。
撚りによる糸へのストレスを軽減し、やわらかな、それこそポリエステルやナイロンでも天然繊維のような風合いとなります。
皴になりにくく、耐久性に富み、おまけに軽い、そうした数々のメリットも見逃せません。

この糸を高密度に織っているため、軽さに乾いた肌触り、そして強いコシが生まれています。

バルマカーンコートに米軍M51フィールドパーカのディテールを掛け合わせたハイブリッドなデザインは、今年も親しみやすさと新鮮な驚きを共に提供してくれます。

いろいろと見てみましょう。

チンストラップのついた襟は、先述の生地の特性ゆえしっかりと立ち、安定します。

M51を踏襲した袖。

肘にはアクションプリーツが入っています。

カフスのアジャスタはエラスティック素材と接合され、

その先にあるボタンホールに2つ並んだボタンのいずれかを留めることで、袖口を絞ったり緩めたりすることができます。

フィッシュテールと呼ばれる背面が燕尾状となった裾は、前後の紐を左右の脚に固定することで裾がバタつくのを防ぐ、軍物ならではの仕様です。
使わないときは内側に折りスナップで留め、すっきりさせて運動性を高めることも可能となっています。

もともと撥水性を備えた生地であるうえ、ポケットのフラップが袋状になっていて、フラップ脇からの浸水を防いでくれます。

こうした細やかな気配りが、HAVERSACKのファンが増え続ける大きな理由のひとつと言えます。

風は通しにくいとはいえ、1月2月はまださすがにこれだけを羽織れば大丈夫とはいきません(もし大丈夫なら、逆に春には暑くて着られませんよね)。
しかしたっぷりとしたAラインゆえ、中にはだいぶ着込むことができます。

たとえば厚手のニットにEEL ProductsのFiEELd vestを仕込むだけでも、体感はだいぶ変わってくるはずです。

もちろんこれはあくまで一例です。

お好きなように、工夫と想像力を駆使して存分にお楽しみいただければ何よりですし、このコートはそれに応えられるだけのポテンシャルを秘めていますから。

オンラインストアはこちらです


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