弱虫は 庭に咲くひまわりに笑われる ~ K.ITO/ ミニ裏毛サンフラワープリントベスト

時代やシーンに左右されない完成度の高いデザイン、一度着たなら手放せなくなる着心地と、その服作りの圧倒的な実力で、シーズンを重ねるごとに支持を高め続けているK.ITO。

黒やネイビー、グレーといった落ち着いた色が多いせいか、それしか作らないシックなブランドと思われているかも知れませんが、さにあらず。

なにせデザイナーの井藤さんご自身はバンカラ気質のロックおじさんです。
その強いキャラクターは、ときにこうした形で服に現出します。

はっと息を飲むような鮮烈なひまわり柄のプリントに、どうしたって心がさざめきますね。

しかしよく見れば、そっと描かれた蜜蜂に、派手なようで調和のとれた配置や色の組み合わせから、冷静な気品も感じられます。
ただ浮かれているだけはないというわけです。

この柄の雰囲気は、直接引用しているわけではないにしても、トレイシー・ソーンの『A Distant Shore』や

ワーキング・ウィーク『WORKING NIGHTS』などのアートワーク、もっといえば当時の時代の匂いとは無縁ではないようです。

柄のことばかり話してしまいましたが、当然ボディもK.ITOですから手抜かりなどあるはずがありません。

厚みを抑えた綿100%のミニ裏毛スウェット素材を立体的に裁断。
鎖骨のあたりで前身頃と後身頃を接ぎ合わせ、

背面の肩甲骨のあたりにもダーツをとっています。

裾のリブは締めつけすぎず緩すぎず、適切な位置を厭味なく保ってくれます。

ご覧の通りの服ですから、ただ白いTシャツの上に重ねるだけで装いをまとめあげてしまいます。

男性用サイズではあるものの女性が着ても違和感はなく、ぱっと見の印象に反して実は多くの方にお薦めしたい一品です。

最初は躊躇するかも知れませんが、騙されたと思ってまずは一度お試しください。

オンラインストアはこちらです→ ライトグレー/ ブラック/ カーキ/ オレンジ


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