日本の靴下生産の技術は世界トップクラスと謳われていますが、
イタリアならでは、トルコならでは、などと
各生産国で特徴が比較的はっきりしているのも靴下の面白さです。
アメリカもまた、靴下生産に於いては高いレベルを誇り、
名立たるソックスブランドを多く輩出しています。
その多くが生産拠点をアジアに移さず、今もなお自国内で製造を続けているという事実が、
産地としての強さを物語りますね。
創業1935年のアトランタ・ホウズィリー・カンパニーも、
家族経営でアメリカ生産を貫く靴下会社です。
その看板ブランドTWO FEET AHEADが当店の秋冬を彩るべくやって参りました。
白いチューブソックス人気がここ数年男女ともに続いていますが、
この時期になると履きたくなる茶色い革の靴との相性は決して好いとは云えません。
そこで頼りになるのが、フェアアイル柄であったり、こんなミックスソックスです。
ミックスソックスといえばアメリカのWIGWAM社のものが有名で、
ゴリッとした質感、2年は余裕で履けるというその耐久性で高い評価を得ていますが、
TWO FEET AHEADは同じミックスソックスでありながら
それとは異なるベクトルでものづくりを行っています。
外見上の特徴としてはネップ使いがまず挙げられます。
それもこれ見よがしでなく控えめに入れられた何色ものネップが、
なんとも優しい表情を生み出します。
履き心地もまた柔らかで、それほどフィット感は強くないながら
すぐにずり落ちるということもない、絶妙な緩さが魅力です。
その性質上サイズもあまり厳密なものではなく、23.5cm程度から27cm程度まで
幅広いサイズに対応しています。
緩いといえば靴下の帯のデザインがものによってバラバラで、
アメリカ製ならではの適当さが微笑ましいですね。
個人的にはクラシックな茶色い帯が好きですが、
本家のサイトを見ると白地の現代風(でもセンスはイマイチ)なデザインで
進めていきたいようです。
いずれにしても靴下自体はまったく変わりませんので、大した問題ではありませんが。
そんな愛すべきTWO FEET AHEAD、当店ではブラック、ブラウン、クランベリーの3色をご用意しました。
どれもサンダースやブランドストーンとの相性抜群です!
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