折本町の淡島社

私事ですが、本日開店前に娘の七五三のお参りに行ってきました。

3歳のときは横浜の総鎮守である伊勢山皇大神宮でガッツリやったのですが、今回は地元の淡島社でさくっとお参りだけ済ませています。

七五三は諸説ありますがそもそもの起源が徳川徳松の健康祈願(しかもその甲斐なく幼くして亡くなっています…)と云われていますから、毎度律儀に高額な初穂料を納めてお祓いを行う必要もないかなと思いつつ、でも縁起は縁起ですのでお参りくらいはしようと、そんな次第です。

ということで今回お邪魔した淡島社。

地味ながられっきとした氏神様です。
IKEA港北店の斜向かいに位置し、少彦名(スクナヒコナ)命と神功皇后、および大霊貴(オオメムチ…?読み方は自信がありませんが、アマテラスの別名ですね)命、素戔嗚(スサノヲ)尊を祭っています。

はっきりした造営時期は不明ながら、少なくとも17世紀には存在していたようで(江戸時代以前に和歌山の淡島神社から分祀したと云われています)、また全国に数少ない女性の神様として長く信仰の場として大切にされていた由緒あるお社です。
往時は桃の節句のお祭りに江戸からも遊女たちがお参りに来ていたほどで、なかなかに賑わいを見せていたようですね。

今でもどんど焼きや獅子舞など昔ながらの慣習が続いていて、娘も去年まで保育園に連れて行ってもらってそうしたイベントにちょくちょく参加させていただいていましたので彼女にとってはお馴染みの場所ともいえます。

医薬、温泉、魔除け、穀物、知識、酒造、石の神である少彦名命、武神かつ縁結び、安産、婦人病を直す神様である神功皇后、個人的に縋りたい商売繁盛祈願はちと専門外のようで。
ただただ娘の健康に感謝して今後も宜しくお願いして参りました。

神社本庁と現行政権のキナ臭い思惑渦巻く怪しからん関係も昨今しばしば耳にしないでもないのですが、それはさて置き小雨降る秋の神社は静謐で気持ちが好い場所です。

今後もこういうのんびりした緩いスタンスで神様と付き合っていければそれでいいんじゃないかなと思っています。

保存


コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA