苦しくたって悲しくたって コートのなかではへいきなの ~ ZDA/ Trainer 2918L

現代の最先端モデルや大手ブランドにはない独自の魅力で、少なからぬ好事家たちを虜にしているZDAのスニーカー。

ランニングシューズのMarathonシリーズがよく知られていますが、実はほかにもラインナップがあることが春に復刻されたハンドボールシューズ2900FSLによって明らかになりました。

今回はそのTrainerシリーズから、バレーボールシューズの登場です。

アッパーはオールレザー。

タンには2900FSLと同じく、デフォルメされた競技者のイラストが描かれています。

アッパーの”Trainer”はプリントです。インクの滲みが泣かせますね。

爪先部分には通気口が開けられています。一部抜け切れていない穴があったりするのはご愛嬌ということで。

2900FSLと同じS-KAISERソールを採用しています。

いまだにこのS-KAISERがソールメーカーなのか何なのかつまびらかでありませんが、グリップ性の高さだけは確かです。

おそらくはもともと80年代あたりに存在したと思われるこの靴、無論履き心地やバレーボールシューズとしての性能は現代の最先端モデルに及ぶべくもないものの、旧来の運動靴からハイテクのスポーツシューズに至る過渡期ならではの絶妙なデザイン、雰囲気はそんな合理性を吹き飛ばす魅力に満ち溢れています。

どの点を見てもZDAらしさを心ゆくまで堪能できる一足、是非足元に。

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