依然変わらぬスニーカーの需要は店頭に於いても日々感じるところではありますが、それはそれとして、秋が深まるにしたがい革靴気分も高まってきている方も少なくないのではないでしょうか。
ということで、お馴染みdelightful toolディレクターの寺田さんをお招きし、当店にて革靴のセミオーダー会を下記期間実施致します。
2018 10/6(土)~8(月祝)
早いものでもう4回目となりました。
段取りとしましては、店頭にて寺田さん自ら足を計測し、フィッティングサンプルを試し履きして微調整すべき箇所をチェック、用意されたデザインパターンをベースにオーダーとなります。
価格は靴底を接合する製法によって基本2パターン。
・ マッケイ製法 ¥70,200(税込)
・ 9分仕立て ¥97,200(税込)
ここに下記オプションをつけることもできます。
・ ブーツ化 +¥5,400(税込)
・ メダリオンの追加 +¥2,700(税込)
・ 親子穴を全体に追加 +¥4,860(税込)
靴底の種類など素材による価格の上下は原則的にはありません(ただし、アッパーの革によっては一部差額が発生します)。
なお、今回は前回から一層選べるサイズが増え、男性は29cmまで対応、そして女性サイズも22cmからオーダー可能となりました(女性モデルはプレーントウ、チャッカブーツのみ。チャッカはブーツ価格となります)。
これらをふまえて、どんな靴を作ろうか、それを考えるのは至高の悦楽でもあり悩ましくもあります。
ご参考までに、前回店主もオーダーしておりまして、それがこのチャッカブーツです。
伊インカス社のレジーナという革をアッパーに採用、レザーソールの9分仕立てで誂えました。
この靴が届いたのが4月、今はすっかり足にも馴染み、ますますかけがえのない一足へと育っています。
レジーナは肌理細やかな薄めのカーフで、繊細さと(ともすれば欠点とされがちな)血管皺などすら隠さぬほどの透徹な質感が特徴です。
履きこみ、適切な手入れを繰り返すことで艶やかな色気を増し、エロティックに化けます。
靴マニアからすれば言語道断なことに、店主はシューキーパーを使わない派です。
そのためかなり履き皺が入っていますね。
でも足に合った皺はそれはそれで美しいと思っています。
作ってみて、そしてそれを履いてみて改めて思うのは、やはり自分で考えた仕様の靴は可愛くて仕方がないもの。
況やそれが自分の足にフィットしたものであれば、なおさらです。
そんな感動を得られる絶好の機会、是非お見逃しなく。
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