案の定、都知事選が終わってやや時間を置いてから東京都のコロナ感染者の発表数は連日200人を超え、もはや東京がとか夜の街がとかそんな便宜上の区分けが意味を成さぬほど蔓延が表立って参りました。
そんななかでも、自民党の二階幹事長が全国旅行業協会会長だというのがどこまで関係あるかはさておき、政府はGoToなんたらで多大な予算をかけて、多くの国民に、あくまで政府でなく国民の自己責任のもと今すぐ各地へ旅行してもらうよう全力を尽くすそうです。
面白い国ですね。
さて、相変わらずえらいセンセイ方は国民から吸い上げた税金で懐を温めることに夢中で、まったくコロナ対策を打つ気がなさそうですし、となるとわれら下々の民としてはなんとかして自衛するしかありません。
しかし、政府のやる気がないということはこれ以上の補償も期待できないということで、ゆえにただ家でおとなしくしているわけにもいかず、仕事や買い物など、生活のために必要最低限の移動を要する方も少なくないのでは。
となると心配なのが、不特定多数との共用箇所に接触することでの感染です。
もちろんそれを完全にゼロにすることは不可能であっても、リスクを軽減できるものならば軽減していきたいもの。
それを補助する新兵器が、このたび登場致しました。
この謎めいた物体の名前はFINGER HOOK。
各部位を適切に用いることで、直接手を触れることなく、各公共機関などを利用することができます。
きわめて抗菌抗ウィルス作用の強い金属である銅を削り出して作られているため、このフック自体が媒介となることもありません。
サイズは2種類ありますので、用途や携帯性などお好みでお選びください。
当然のように類似商品は世に出回りつつありますが、このフィンガーフックは単に型で打ち抜いたものとは異なり、すべての角が磨き落とされ、そして4mmの厚みがたとえばドアノブを引くときなどにかかる圧力を分散、心地好い使用感を生み出しています。
材料費も手間もかかり、大量生産ができませんが、ここに大きな差異が出るわけです。
製作を行っているのは、新潟県燕市の伝統工芸である鎚起銅器(ついきどうき)に於ける当代随一の職人である、鍛工舎の渡邉和也氏。
なお、先に上げたプレーンなタイプの他に、渡邉氏がハンマーワークにて美しい文様を打ち込んだ、荘厳なタイプもご用意しています。
余談ですが、このフックを渡邉氏と企画したGrand Pacific Workの曽根氏は、いわゆる雑貨メーカーではなく、音楽レーベル運営やアーティストのプロデュース、ライブの演出、さらには佐渡ヶ島のPR事業などを行っているマルチな方です。
佐渡の婦人倶楽部や
ハンドパン奏者の久保田リョウヘイ氏といった、
通好みのアーティストを手掛けていますが、この久保田氏絡みで、ハンドパンを普及させるべく燕市の職人たちと交流を始めたことから、渡邉氏との縁が生まれたとのこと。
そんなわけで、このFINGER HOOK紹介動画のBGMも、久保田リョウヘイとMASAHIRO KITAGAWA(中村佳穂バンド)の両氏によって作られています。
使い方のチェックのみならず、そうした部分もお楽しみください。
一向に収束の気配の見えぬ疫禍だからこそ、長期的な視点で立ち向かっていかねばなりません。
であるなら、実用のみならず、所有する悦びも湧くような逸品を、日々の生活の相棒として身に帯びていたいものですね。
オンラインストアはこちらです→
プレーンタイプ シングル/ ダブル
ハンマーワークタイプ シングル/ ダブル