Jing Ling ~ ASEEDONCLOUD/ Spriggan Coat

まずは最眩組(moguragumi)について、おさらいから。

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ある日のことです、亡くなった仲間を埋葬するため坑夫たちがお墓を掘っていたその時を同じくして、町にひとりの女の子が誕生しました。
彼ら-4人の坑夫たち-はその子を仲間の生まれ変わりとして大切に育て、自分たちの仕事場に日々連れ出すようになります。

月日が流れ女の子は成長。
いつものように老坑夫たちとともに採掘作業中に勤しんでいると、たまたま古いお墓に当たり、ボロボロになった遺品を掘り返してしまいます。

女の子はそれを見て大変悲しみましたが、その様子を見た坑夫たちが遺品を綺麗に戻すと、とても喜び彼らを褒め讃えました。

それからというもの、彼らは地下で遺品を元に戻す作業に没頭するようになります。
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ちょっと不思議な、少女と4人の老坑夫たちの物語。

この老坑夫のリーダー格がLewis Spriggan(ルイス・スプリガン)翁です。

ずっと地底で生活しているため空への強い憧れをもつ、ロマンティックなおじいさん。
リーダーとしての自覚ゆえか、老坑夫たちのなかでも一際小綺麗な装いを心掛けているとか。

そんな彼が着ているコートが届いています。

先日ご紹介したElves Jakcet同様に、英国MOON社製のウールツイードを採用。
ブラウン、レッドブラウン、カーキ、ネイビーブルーの織りなす複雑で豊潤な色調が、生地の表情に深みを与えています。

前立てを上までしっかり閉じて、スタンドカラーのように着ることも可能です。
急に気温の下がったときなどにうれしいですね。

ポケットは貫通式で、コートをしっかり着たまま中のジャケットやパンツのポケットに手が入れられます。

このポケット内袋に、一本のストラップの両端がボタンで留められ、たすき掛けのように配置されています。
バックパックのショルダーハーネスよろしくこれに腕を通しながらコートを纏えば、コートを脱いだ時にもここで背負うような状態になり、両手を自由に使うことができます。

ストラップはポケット内袋から取り外し、腰のループに通してベルトのように使うことも可能です。

かように存在感のあるコートながら、実はそれほど分厚くはないため、秋からお召しいただけます。
真冬は中に中綿入りのミッドレイヤーなどを挿むとよいでしょう。

なお、翁の名であるスプリガンは、イングランド南西部コーンウォール地方に伝わる妖精に由来します。
主に環状列石や古い砦、人里離れた民家などに住みつき、そこで財宝を守っているとか。
なんとなく、古いお墓で遺品を整える彼の姿と重なるものがありますね。

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