カシミヤのほほえみ ~ YOAK/ “CASHMERE Limited”Collection

今回の疫禍による生活様式や働き方の変化は、当然ビジネスウェアにも影響を与えました。

「背広はサラリーマンの戦闘服」と呼ばれたのも今は昔、ビジネスシーンに於けるスーツ離れは加速の度を増すばかりです。

だからといって、Tシャツに短パン、ビーチサンダルでとはいかないもので、仕事の場で人と接するにあたって服装で礼節を示す必要性自体は変わりません。

ゆえに、YOAKの黒いレザースニーカーを仕事用にとお求めになる方が増えています。
いわゆる革靴に代わる新たな選択肢として、一般的な目でも認められつつあるのでしょう。

そんななか、同ブランドから新たな提案が。
黒に見えるくらい深いチャコールグレーの新シリーズ”カシミアコレクション”です。

型はお馴染みULYSEと

STANLEY。

このカシミアコレクション最大の特徴は素材にあります。

カシミアを冠してはいますが、もっと靴に適した素材で、カシミアを思わせるこまやかな質感…
コシの強いしっかりした牛革をメインで使用していたYOAKでは初となる、鹿革です。

定番のモデルではスウェードをあしらっていた部分も含めて、すべてこのディアレザーに置き換えられています。

牝鹿の皮から作られたこの素材は、見た目通りのやわらかさ、しなやかさ、通気性を備え、なおかつ耐久性に優れています。

その柔軟性や耐久性、入手の容易さから、鹿の皮は人類最古の衣服だったという説があります。
我が国でも、弥生時代後期から古墳時代のころには大陸から伝わった皮鞣しの技術を用いて鹿革の生産が始まっていたようです。

一方、ライニングには爪先に至るまで耐摩耗性と排湿性に秀でた豚革を採用。

中敷きは革と低反発フォームの二重構造です。

このライニングと中敷きが生み出す「ちくわぶ」と称される履き心地に、鹿革の特性が加わるのですから、それはもう素晴らしい着地点しか見えてきませんね。

なお、アッパーと縫合されたラバーの靴底は、張替えが可能となっています。

せっかくのアッパーの耐久性を存分にお楽しみいただくべく、履き込んでソールがすり減ったら、捨てるのではなく修理に出してください。
YOAKの公式サイトまたは当店店頭にて受け付けています。

オンラインストアはこちらです→ ULYSE CA/ STANLEY CA


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