店頭でもオンラインストアでも、「なんだなんだ」「ユーフォニカのやつどうしたんだ」と一部のお客さまの心をざわつかせているようです。
たしかにぱっと見たときの印象だったり、その迫力だったりと、当店らしからぬ物々しさを感じる方もいらっしゃるであろうとは想像に難くありません。
しかし、それぞれをよくご覧になれば、実はほかの商品と同じ目線で選ばれているというのがご理解いただけると確信しています。
こちらはいわゆるBDU(Battle Dress Uniform)ジャケットをベースとしています。
BDUは米軍の陸海空軍共通の戦闘服として設計され、1980~2000年代まで実際に軍で使用されていました。
それだけの完成度の高いデザインゆえ、多くの街着のデザインソースとなってきたわけですが、このジャケットも基本設計はそのままに、しかし硝煙のにおいは漂わせぬ一着へと仕上げています。
どこの軍のどの迷彩、ではなく、HAVERSACKオリジナルです。
しかもこれ、プリントではなくジャカードで織られています。
たいへんなことです。
腰には伸縮素材が仕込まれ、着心地、運動性を損ねることなくフィット感を確保しています。
立体的なポケットはとても機能的なだけでなく、服全体にふんわりとした円みを与えています。
袖口のカフスは閉じているときだけでなく、開いてもバタつかない仕様です。
身に纏ったときの全体的なシルエットはとても美しく、ドレッシーな装いのアクセントとしても使えるはずです。
こちらは空挺部隊のパラシュートパンツを下敷きにアレンジ。
ドローコードで絞ることのできる裾などに引用元のディテールを残しつつも、
カーゴポケットを排するなど、単なる「軍パン」にならないよう巧みな編集が施されました。
なお、フロントはボタンフライで、こことヒップポケットにはナットを削り出したボタンが用いられています。
と、ジャケット、パンツともにキナ臭さが削ぎ落とされ、都市生活のための洗練された服に仕上がってはいますが、さすがにセットアップでの着用はあまりに威圧感が出てしまうため、正直お薦めできません。
どちらも単品でこそその魅力を発揮するはずです。
と、くだくだと冗長な説明を読んだり聞くよりも、実際に体感していただくのが一番でしょう、是非お試しを!
オンラインストアはこちらです→ BDUジャケット/ パラシュートパンツ