実は、昨日公開されたFACYの記事で登場したニットのなかには、まだ幣ブログにてご紹介できていないものもございます。
どれだけブログの更新が入荷に追い付いていないかが顕わになってしまい、お恥ずかしい限りですが、現実を受け止めつつ粛々としたためていくのみです。
というわけで、このSIDE SLOPEのタートルネックもまた、FACYの記事の後追いのような形でご覧いただくことになります。
モンゴルで放牧されているヤクの毛を使った、タートルネックセーターです。
遊牧民の手で丁寧に採取されたその毛は、驚くほど柔らかく、軽く、そして暖かい。
くわえて、これはまさに現地の環境ならではといいますか、野生の狼の鼻に察知されぬよう、天然の消臭機能が備わっています。
また、毛の色の美しさも特筆すべき点でして、このココアブラウンは無染色、つまりヤクの毛の色をそのまま活かしました。
もう一方のピンク×ブラウンは、無染色の糸と、ピンクに染めた糸をかけあわせたもの。
絶妙な混ざり具合が生み出す奥行きは、素材の品質の高さを雄弁に語ります。
そして、このヤクを使っていいセーターを作りました、で済まさないのがSIDE SLOPEの憎いところです。
細かい仕様やサイズバランスで、さらなる高みへと昇華させてしまいました。
ボリューム豊かな高めのタートルネックは、ふんわりとやさしく首を包みこんでくれます。
裾と袖口はリブではなく、裁ちっぱなしのような形状に仕上げられ、軽快な印象となっています。
ちなみに、無染色のほうが若干軽量でして、着てみるとほわっとあたたかい空気そのものを纏っているかのような錯覚に陥ります。
片や、ピンクの混ざった美麗な色調もたまらなく魅力的で…
それぞれの佳さゆえに、選ぶのも一苦労させられそうですね。
ともあれ、まずは一度体感してみてください。
この冗長な紹介文なんかより、はるかに伝わるものが大きいはずです。
オンラインストアはこちらです→ ココアブラウン/ ピンク×ブラウン