根強いファンを多く抱えながら、惜しくも昨年の春夏をもって休止してしまったniuhans。
しかし、デザイナーの濱田さんの活動自体が終わったわけではありませんでした。
niuhansの本質的な魅力はそのままに、次なる試みが始まっています。
新たなレーベル名はPERSONAL MATTERS（パーソナルマター）。
まさに濱田さんの「個人的関心」をそのまま具現化したようなプロジェクトです。
一般的な、毎シーズンにトータルルックで提案するコレクションの発想を捨て、シャツならシャツ一型、ニットならニット一型、といったように、アイテムバリエーションを極限まで絞り、そしてひとつひとつの完成度を深めた提案を行います。
シーズンの概念自体がなく、すべての商品は定番品として扱われ、品番として通し番号（Nº01、 Nº02、 Nº03…）が割り振られて継続展開されます。
そんなプロジェクトの記念すべき№01が、シャツでした。
ペルー産のオーガニックピマコットンを用いたブロードは、肌触りといった品質の高さは言うまでもなく、それでいて敢えて高級感を抑えた控えめな風合いが、日常生活に馴染みます。
乳白色と無漂白の生成、どちらも生地の魅力を存分に愉しめます。
基本的なつくりはniuhansのそれを踏襲しながらも、サイズや細かい意匠をあらためて見直しながら設計され、当然オーバーサイズではないまでも細身というほどでもなく、「中庸」の純度を高めて具現化したような仕上がりとなりました。
3サイズ展開で、平置きの寸法は下記の通りとなります。
size1 着丈76cm 肩幅45cm 身幅56cm 袖丈61cm
size2 着丈79cm 肩幅48cm 身幅60cm 袖丈63cm
size3 着丈82cm 肩幅51cm 身幅64cm 袖丈65cm
さてここまで細かくお伝えしましたが、実はこのシャツ、現時点では在庫としてはご用意していません。
7/15（土）~17（月祝）の3日にかけて、当店にて受注会を開催します。
サンプルを店頭にてご用意しますので、それをお試しのうえオーダーいただき、8月ごろお渡しします。
価格は、色、サイズ問わず税込で￥33,000となります。
オーダー時にあたっては、お好みでシャツ本体と同色の糸のイニシャル刺繍を承ることも可能です。
もちろん追加料金はかかりません。
また、すべてのシャツにはオリジナルの木製ハンガーが付属します。
ブナの無垢材を使用した上等なもので、こうしたところにもブランドの本気が感じられますね。
どこにでもあるようで、探すとなかなか見つからないのが「普通のいいシャツ」。
ひとつの回答が、きっとここにありますよ。
