近年の気候の変化は被服業界の慣例にも影響を及ぼしており、ブランドにもよりますが「春夏」「秋冬」の境は以前ほどはっきりと隔てられなくなってきました。
そうはいっても陽の高さが低くなって光が弱まり、木々の葉も枯れ始めれば、気温はともあれ気分は確実に秋めいてくるものです。
そこで今後ますます重宝するであろうと思われるのが、厚みを抑えた秋服。
気分と体感を両立し、秋ならではの服の愉しさを更新してくれます。
mandoの新作ブルゾンは、まさにそんな一枚。
しなやかで軽快、それでいてしっとりとした落ち着きのあるレーヨンコットンの生地で仕立てられ、秋の装いを無理なく底上げします(もちろん、合わせ次第で春にも大活躍しそうですが)。
随所に仄かに土の香りのするウェスタン調の意匠が施されているのも特徴で、そのうえでまったく武骨さ、野暮ったさを感じさせないのはさすがmando、ベテランの妙技です。
表裏ともに両脇にポケットが設けられ、実用面でも抜かりありません。
軽い着心地、着用時の美しいシルエットは、言葉を尽くしても伝わるものではなく、是非一度店頭にてお試しいただきたいところ。
天気予報によると今年は10月までそこそこ気温が高いままのようで、着用機会は多そうです。
その準備を、夏の名残りの色濃いいまのうちに始めてみては如何でしょうか。