店頭ではすでに真冬用のコートも少しずつ動き出してはいるものの、
そこまで防寒性が高くない秋の羽織り物が何かあれば便利ですし、
まさにこれから厳冬期にかけて活躍します。
knitchyからはそんなアウターとして使えるものが2種類入ってきていまして、
今回はそのひとつめを紹介させていただきます。
クラシックなニットブルゾンの硬さ、重さ、武骨さを削ぎ落として
都市生活向けのアレンジメントが施された品です。
前回のEELのニット同様、舶来品の本格派が唯一の正解ではないというところを、
これでもかと見せつけてくれます。
まずデザインについては、ボディがハニカムで袖がケーブルという
変則的な組み合わせとなっています。
袖がケーブルニット、となると往時のAFFAのMA-1を思い出す方も
いらっしゃるかも知れませんね。
あれをデザイナーが意識していたとは思いませんが、
作り手のバックボーンが滲み出ているように感じさせる仕様です。
また、見た目では判らない部分では、
表面にはハリのある糸を使用して編みの質感をはっきり出しつつも
体に触れる裏面はラムウールを用いてやわらかな肌触りとなっています。
なんとも細やかな気配りです。
ボタンは無塗装の木が用いられており、
これだけで面構えがぐっと本格的になります。
シャツとすっきりしたスラックスのスタイルに羽織っても勿論いいのですが、
Tシャツに履き古したヴィンテージの501などと組み合わせる
’90年代後期ストリートな装いも、今却って新鮮かも知れません。
基本的にはオーソドックスなスタイルのニットブルゾンですので、
合わせられる服の範囲は広く、一枚持っているとひじょうに便利です。
是非一度お試しください。
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